海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護に取り組む「Rescue Tails」さんのTikTokアカウント「@rescue_tail」の投稿。

投稿された動画には、住宅街の芝生の上でうずくまり、一見すると石のようにしか見えなかった猫が、実は重度の疥癬に苦しんでいたことが判明し、保護後に元気な姿を取り戻していく様子が収められています。

執筆時点で823回再生、156件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ご紹介するのは、TikTokアカウント@rescue_tailさんが投稿した保護猫・キャプテンのエピソードです。投稿主は当初、芝生の上でうずくまるキャプテンを「石ころ」だと思っていたそうですが、近づいてみるとそれは重度の疥癬(かいせん)にかかった猫でした。空腹の様子だったキャプテンを捕獲・保護した後、投薬治療を続けるうちに皮膚を覆っていた分厚いかさぶたが少しずつはがれ落ち、やがて毛並みも回復。最終的には安心して暮らせる新しい家庭を見つけたキャプテンの変化に、TikTok上では感動と祝福の声が寄せられています。

1. 【石ころと間違われていた猫】重度の疥癬にかかっていたキャプテン、発見時の壮絶な姿

保護された当時の様子1/6

保護された当時の様子

出所:@rescue_tail

@rescue_tailさんの投稿によると、住宅街の芝生の上でうずくまっていたキャプテンは、遠目には「石ころ」にしか見えなかったといいます。

動画に添えられたテロップには「石だと思っていた」「残念ながら、それは疥癬にかかった猫だった」とあり、近づいて初めてそれが弱った猫であることに気づいた様子がうかがえます。

投稿主は猫を保護することに成功。テロップには「なんとか彼を捕まえた」「彼はとても空腹だった」と綴られており、屋外のケージの中で夢中になって食事をとるキャプテンの姿が映し出されています。

顔や耳の周りは皮膚が厚いかさぶたに覆われ、目もほとんど開けられないほど疥癬の症状が進行していたことが、映像からも見て取れます。

2. 【生まれ変わったキャプテン】かさぶたが剥がれ落ち、新しい家庭を見つけるまで

回復した現在の姿2/6

回復した現在の姿

出所:@rescue_tail

保護されたキャプテンは、投薬による治療を受けることになりました。

テロップには「薬のおかげで、疥癬によるかさぶたが剥がれ落ち始めた」とあり、体を覆っていたかさぶたが少しずつはがれていく様子が紹介されています。

かさぶたや抜け毛が敷いていた毛布の上に大量に散らばった映像には「うわぁ、すごい」という趣旨のテロップも添えられており、回復までの道のりが決して楽ではなかったことがうかがえます。

治療を重ねた末、キャプテンはすっかり毛並みも整い、テロップの言葉を借りれば「完全に回復」した姿を見せるようになりました。

新しい家庭でくつろぐキャプテンの様子3/6

新しい家庭でくつろぐキャプテンの様子

出所:@rescue_tail

動画の終盤では、窓辺のキャットタワーの上に立ち、くつろいだ様子を見せるキャプテンの姿とともに「そして永遠の家も見つかった」というテロップが表示され、新しい家庭で穏やかに暮らしていることが伝えられています。

コメント欄では

  • 「あまりの可愛さに涙が出ます」
  • 「どうかあなたの懐がずっと潤いますように」

など、キャプテンの変化に喜ぶ声や、投稿主への感謝の声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回のキャプテンのエピソードをリサーチしていて印象的だったのは、「石ころだと思っていた」という投稿主の最初の一言です。道端でうずくまる動物は、弱っているほど体を丸めて動かなくなるため、通りすがりの人には物や地面の一部のようにしか見えないことがあります。もし今回のように誰も気づかずに通り過ぎていたら、キャプテンは重度の疥癬のまま、食べ物も得られずに命を落としていたかもしれません。読者の皆さんも、屋外でじっと動かない動物らしきものをもし見かけたら、素手で無理に触れるのではなく、まずは自治体や動物保護団体、動物病院に相談してみてください。キャプテンのように、適切な治療と時間をかけたケアがあれば、見た目からは想像できないほど回復できる動物は少なくありません。この記事を通じて、道端の小さな異変に気づく視点を、少しでも多くの方に持っていただけたらうれしく思います。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料