いわゆる貧困には当てはまらないけれども、「隠れ貧困」に陥っているという女性もいます。仕事で十分な収入を得ているにもかかわらず、家計が赤字になっているケースです。「隠れ貧困」を放置すると、本物の貧困に進んでしまうおそれもあります。

「隠れ貧困」の原因はズバリ支出が多すぎること。お金の使い方が身の丈に合っていないのです。高すぎる家賃が家計を圧迫しているなら、手頃な物件を探してみましょう。美容院に行かずに自宅でヘアカラーやトリートメントをしたり、化粧品をプチプラブランドに切り替えたりするのも1つの方法です。

女性がハマりやすい4つのワナ

ここからは、女性がハマりやすい「隠れ貧困」のワナを4つご紹介します。

高すぎるランチ代

女性のランチ代が男性より高くなりやすいことは良く知られています。明治安田生命保険相互会社が2019年に実施した『「家計」に関するアンケート調査』(対象: 20~79歳の既婚男女、エリア:全国、期間:2019年4月1日~8日、方法:インターネット調査、有効回答者数:1620人)によると、男女のランチ代には大きな差があるようです(表「2019年夫婦の1回にかけるランチ代」参照)。

2019年夫婦の1回にかけるランチ代(明治安田生命の資料をもとに編集部作成)

見栄やプライド、社内の人間関係などがネックになって、おしゃれなランチをやめられない人もいるでしょう。しかし、1回のランチ代が1200円だとすると、20日間で2万4000円にも上ります。とはいえ、ランチタイムが友人との交流や大切な息抜きの時間になっているのなら、ほかの部分で節約を心がけるのも1つの方法です。

無駄な交際費