海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイを中心に活動する動物保護団体「Happy Doggo」のナイルさんのTikTokアカウント「@happydoggoniall」の投稿。

粗大ごみや廃材などが乱雑に放置された屋外の場所で、首輪につながれた紐が絡まり身動きが取れなくなってしまった犬が保護され、治療や愛情を受けて元気になり、浜辺を楽しそうに駆け回る姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で12万6000回再生、約4500件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

八木 七音
ロッドが保護されたのは、粗大ごみや廃材などが乱雑に放置された屋外の場所。首輪につながれた紐が金網に絡まり、身動きが取れなくなっていました。レスキューは金網に絡まった紐を丁寧にほどいて保護します。シェルターでは医師による治療を受け、栄養のある食事やたっぷりの愛情を受けたロッド。数週間後には見違えるほど元気になり、浜辺での散歩を楽しみました。浜辺を駆け回り、地元の子どもたちとも触れ合うロッドの姿に、多くの人から喜びの声が寄せられています。

1. 【身動きが取れなくなっていたロッド】絡まった紐をほどき保護する

1/2

出所:<u><a href="https://www.tiktok.com/@happydoggoniall/video/7671902910711729428" target="_blank">@happydoggoniall</a></u>

出所:@happydoggoniall

海外のSNSで、捨てられた犬「ロッド」の救出劇が話題を呼んでいます。

ロッドが保護されたのは、粗大ごみや廃材などが乱雑に放置された屋外の場所でした。

首輪につながれた紐が金網に絡まり、身動きが取れなくなっていたのです。

ロッドの顔や体には複数の傷があり、体の半分以上の毛が抜け落ちていました。

レスキューは金網に絡まった紐を丁寧にほどき、ロッドをそっと引き寄せて保護します。

その間、ロッドはじっとレスキューの様子を見つめ、落ち着いているように見えます。

つらい経験をしているにも関わらず、人を信頼する気持ちを失っていなかったのかもしれません。

2/2

出所:<u><a href="https://www.tiktok.com/@happydoggoniall/video/7671902910711729428" target="_blank">@happydoggoniall</a></u>

出所:@happydoggoniall

皮膚トラブルや健康上の問題を抱えていたロッドは、シェルターで医師による治療を受けます。

栄養のある食事をとり、レスキューからたっぷりの愛情を受けて過ごしたロッドは、数週間後には見違えるほど元気になりました。

この日は浜辺での散歩を楽しみ、元気いっぱいに走り回ります。

ネット上ではロッドを捨てた飼い主を非難する声が寄せられる一方、すっかり元気になったロッドの姿を喜ぶ声も多く集まりました。

浜辺を駆け回り、地元の子どもたちとも触れ合うロッド。

楽しそうな表情からは、安心できる環境の中で穏やかに過ごしていることが伝わってくるようで、 見た人を温かい気持ちにしています。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

八木 七音
ロッドが保護された当時の、体に複数の傷があり、地肌が露出した姿は、見ていて胸が痛くなりました。レスキューのもとで治療を受け、栄養のある食事や愛情を受けながら元気を取り戻した姿を見てほっとしました。

犬を家族として迎えるということは、毎日の食事や散歩だけでなく、しつけや健康管理など、長い期間にわたって責任を持って世話をすることでもあります。環境省も、動物を飼うことはその一生に責任を持つことであり、命を預かることの大切さを呼びかけています。

一方で、犬との暮らしの中では、飼育方法や病気などについて悩むこともあると思います。そんなときは一人で抱え込まず、動物病院や地域の動物愛護センターなどに相談することで、専門的なアドバイスやサポートを受けることができます。

ロッドが今、浜辺を自由に走り回り、子どもたちとの触れ合いを楽しんでいる姿を見ると、動物を最後まで大切にすることの意味を改めて考えさせられます。これからもたくさんの人に愛されながら、元気いっぱいに毎日を過ごしてほしいです。

3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう

過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。

ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。

一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。

私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。

(中略)

そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。

令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%
令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料

八木 七音