夏の暑さを乗り越えたバラたちが、再び輝きを放つ秋。春とは異なる深みのある花色や香りを楽しめる秋のバラを咲かせるためには、夏の終わりにおこなう「夏剪定」が欠かせません。
適切な剪定をおこなうことで、開花時期をそろえ、より健康で大輪の花を咲かせることができるのです。今回はバラのお手入れのひとつである夏剪定の基本的な手順を、わかりやすく解説します。
さらに、秋もまた美しい花を咲かせ、「我が家の庭に植えて本当によかった」と実感しているおすすめのバラたちも4種、参考価格とともに紹介します。
1. バラの夏剪定《時期と方法》4つのコツ
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1.1 夏剪定の時期
これまで夏剪定といえば、8月下旬~9月上旬におこなうのが一般的でした。しかし近年の厳しい猛暑の影響もあり、地域や気温、株の状態を見ながら、9月上旬~中旬にかけて剪定するのがおすすめです。
このタイミングで手入れをおこなうと、本格的な秋が来た頃に見頃を迎え、美しい秋バラを長く堪能できます。
1.2 剪定位置
夏剪定は深く切り詰める冬剪定とは異なり、浅めに切る浅剪定が基本です。カットする位置は株全体の高さが2/3~1/2程度になる場所を目安とし、外側に伸びている枝の5枚葉の上を切りましょう。
このとき、風通しや日当たりをよくするために、混み合っている枝や枯れ枝、細すぎる弱々しい枝もあわせて取り除き、株全体の樹形をすっきりと整えるのがポイントです。
1.3 葉の保護と剪定枝の選び方
葉は光合成をおこない、秋に美しい花を咲かせるためのエネルギーを作り出す重要な役割を担っています。夏剪定で葉を減らしすぎると株が弱る原因になるため、必要以上に葉を落とさないことが大切です。
枝の下の方に葉が少ない場合は、無理に低く切らずに高めの位置で剪定し、株の体力を維持できるようにしましょう。
1.4 剪定後の肥料と水やり
剪定が終わったら、秋の開花に向けたお手入れをおこないます。再び元気に枝や葉を伸ばせるように、液肥や緩効性化成肥料を与えましょう。
また、剪定直後は株のボリュームが小さくなり吸水量が減るため、土が乾きにくくなります。根腐れを防ぐためにも、水やりは以前よりもやや控えめにして様子を見ることが大切です。