【申請しないと使えない】「高額介護サービス費」の上限はいくら?年金に上乗せされる「月5620円」の給付も 2026年8月に見直された「高額療養費制度」を含む6制度を一次資料で整理 2026.09.08 05:31 公開 執筆者加藤 聖人 シルバーウィークの連休で、離れて暮らす親と久しぶりに顔を合わせる方も多いのではないでしょうか。健康の話にはなっても、医療費や介護費の話まで踏み込むのは気が引けるものだと思います。しかし「使えるはずの制度を知らないまま負担していた」というケースもあります。本記事では、75歳以上世帯の家計で医療・介護費がどれだけの重さを占めているのかを確認したうえで、年金以外の給付と負担軽減の6制度を整理します。 この記事のポイント 75歳以上・二人以上の無職世帯は実収入25万2798円に対して実支出28万23円で、毎月2万7225円の赤字。保健医療1万7213円と健康保険料1万494円・介護保険料7352円を足すと3万5059円と、赤字額を上回る 2026年8月の見直しで高額療養費制度に年間上限が新設。70歳以上は年収約370万円までの課税世帯で53万円、住民税非課税で29万円、一定所得以下で18万円 高額介護サービス費の上限は住民税非課税世帯で月2万4600円。年金生活者支援給付金は月5620円が基準で、所得基準は令和8年10月分から82万6500円以下に 記事の続きを読む 1/2 出所:総務省「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」 Check! 次のページでは、75歳以上・二人以上の無職世帯の家計を確認します。実収入25万2798円に対して実支出は28万23円で、毎月2万7225円の赤字。このうち保健医療と健康保険料・介護保険料を足すと3万5059円と、赤字額を上回ります。2026年8月に見直された高額療養費制度もあわせてみていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 9月に緑の封筒が届く年金生活者支援給付金は月5620円、対象の所得はいくら?給付金が入るのは年金と同じ口座で通帳は2行に分かれます 公的年金の平均月額は、国民年金で5万円台、厚生年金で15万円台です。ただし分布は月額3万円未満から30万円以上まで広がっていて、平均だけでは自分の位置は分かりません。年金とその他の所得を合わせても一定の基準以下になる場合、年金に上乗せされる年金生活者支援給付金の対象になることがあります。2026年度の基準額と支給要件、9月に届く請求書の扱い方まで解説します。 住民税非課税世帯、NHK受信料や介護保険料など固定費が軽くなる7つの制度。「自動的に減免」とは限らないのはどれ? 住民税非課税世帯を対象とした支援は、給付金だけではありません。NHK受信料をはじめ介護保険料や国民健康保険料など、毎月あるいは毎年支払う費用の負担が軽くなる制度もあります。ただし、非課税世帯になっただけですべての費用が自動的に減免されるわけではなく、制度によって対象者や所得要件、申請方法が異なります。この記事では、確認しておきたい固定費の負担軽減制度を7つ厳選して解説します。 厚生年金の被保険者4284万9000人、平均年齢44.9歳。最も多いのは「50歳代前半」の602万人、60歳以降も働くと年金はいくら増える? 厚生年金に入って働いている人は、どの年齢層が多いのでしょうか。厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」によると、厚生年金保険(第1号)の被保険者数は4284万9000人で、平均年齢は44.9歳でした。最も多いのは50歳から54歳の602万人で、全体の14.0%を占めます。一方、60歳以降も加入している人は586万2000人。加入者の年齢構成から、働き方の変化を見ていきましょう。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #後期高齢者 #医療費 #社会保障