金融資産非保有:22.7%
100万円未満:3.6%
100万円以上200万円未満:3.9%
200万円以上300万円未満:3.2%
300万円以上400万円未満:3.9%
400万円以上500万円未満:3.4%
500万円以上700万円未満:7.8%
700万円以上1000万円未満:6.8%
1000万円以上1500万円未満:10.0%
1500万円以上2000万円未満:7.0%
2000万以上3000万円未満:8.6%
3000万円以上:12.7%
※無回答 6.4%

こうみると、2人以上世帯の38.3%が、1000万円以上の金融資産を持っていることが分かります。

ただし、この「貯蓄」には金融機関への預貯金だけではなく、株式・投資信託・保険なども含まれます。これらの金額がすべて預貯金であるとは限らないので、注意しておきましょう。

※ここでいう「金融資産」とは、家計が保有する金融商品のうち、貴金属や現金、事業のために保有している金融商品、預貯金のうち日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分を除いた「運用のため、または将来に備えて保有している部分」となっています。これに対して「金融商品保有額」とは、上記に加えて「運用目的ではない預貯金(日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分)」を含んでいます。

まとめ

年収が高いほど貯えがない世帯の割合が減るものの、「年収1000万円以上なのに貯えがない」というケースも珍しくないようです。

しかし、これから高校や大学進学を控えたお子さんがいる家庭において、このような状態は少々問題。「将来、うちの子がK君と同じことを言わなくてはいけないかもしれない」と、多少の危機感を感じたほうがいいかもしれません。

まずは家計の状況を見直すことをおすすめします。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部