産休・育休から復帰して「子育てしながら仕事をするって大変だよね」と言われたことがある人は多いでしょう。実際に筆者も、子育てしながら仕事をしているひとりとして、あらゆる局面で「大変!」と音を上げそうになっています。

でも、なんとも面倒くさい感情ではあるのですが、周囲から“大変”だけを強調されるのにも違和感があるのです。今の世の中を見てみても、子育ての“大変”なところばかりをフォーカスしている風潮があるように思えますし、もっと大事なところに対する視点が抜け落ちてしまっているような気がします。

とにかく子どもは面白い!

まずは、よく言われることではありますが、子育ては、“大変”に勝る楽しみや喜びがあります。

たとえば、筆者が具体的にどういうところに感じているかというと……とにかく子どもは面白い! 出産前に「自分の子どもはかわいいだろう」という予想はついていましたが、こんなに面白いとは思いませんでした。不意を打つ発言や行動、めちゃくちゃダンスに歌……エンターテインメントの仕事に関わっている筆者から見ても、生粋のエンターテイナーだと思えるほどです。

しかも、我が子に限らず、子どもはみんなエンターテイナーの才能を秘めていると思います。筆者は極端かもしれませんが、子どもが生まれてから、テレビのバラエティー番組をほとんど見なくなりました。つまり、日々を“大変”にしているのも子どもですが、日々を面白くしてくれているのも子どもなのです。

子どもが仕事で成長する糧に

さらに“子育てをしながらの仕事”というところで考えると、子どもの存在は大きなエネルギーになります。