2. 著者からの一言コメント
前髪・顔周りは髪全体の中では限られた範囲ですが、顔に近い部分だからこそ、少し整えるだけでも全体の印象が大きく変わります。今回登場したお客様は、前髪のくせに由来する扱いにくさに加えて「ペタッとして見える」「左右が空いてしまう」というお悩みを抱えていました。前髪・顔周りの髪を整えたことで、施術後はふんわりとした印象になっています。
前髪のくせや顔周りのバランスなど、特定の部分に悩みがある場合は、その施術を得意としている美容師を探して相談してみるのがおすすめです。SNSや美容室のスタイル写真を見る際も、完成した髪型の好みだけでなく「前髪カット」「顔周りカット」など、自分の悩みを解消してくれそうな施術の例をチェックしてみるとよいでしょう。また、相談時には「前髪が扱いにくい」だけでなく、どの部分がどう気になるのかまで具体的に伝えると、悩みを共有しやすくなります。特に気になる部分から整えることで、自分にとって扱いやすいスタイルに近づけるかもしれません。(ライター 倉田 しお)
3. 「大変身」を叶えてくれる美容師の「お金事情」
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の美容師の「平均年収は388万5000円(平均年齢30歳)」です。
ただし、美容師の収入は一律ではなく、実力や人気の高さによって大きく変動します。
一人前になると歩合給になるケースも多く、SNSを活用したセルフプロデュースでファン(指名客)を獲得し、大きく稼ぐトップスタイリストも存在します。
ここで見ておきたいのは、この388万円はあくまで"平均"であり、美容師の多くが歩合制で働いているという点です。歩合制とは収入が売上に連動する仕組みで、固定給と違って人による差が大きく出ます。そのカギを握るのが『指名客』です。指名客は、繰り返し来てくれる顧客基盤――企業でいえばブランドや常連客という"無形の資産"にあたります。近年はSNSが、この資産を全国規模に広げる装置になっており、発信力のある美容師は、技術という『労働』に加えて集客という『資産』を持つことで、平均を大きく上回っていきます。同じ資格・同じ技術でも収入差が開くのは、この資産の有無によるところが大きいのです。
美容師の年収は、技術力だけでなく、SNSでの発信力や指名客という"資産"をどれだけ築けるかによって大きく変わってくるといえそうです。
参考資料
倉田 しお
