積立投資のファンドの選び方

投資するファンドは実際に何を基準に選べばいいのでしょうか。

ファンドを選ぶ際にまず確認したいのが「信託報酬」です。

信託報酬は、そのファンドを保有している間、毎年差し引かれるコストです。

長期間の積立投資では、わずかな差でも将来受け取る金額に影響してくるため、できるだけ低いものを選ぶのが基本です。

次に見ておきたいのが、これまでの運用実績です。

短期間の実績だけで判断せず、できるだけ長い期間でどのような値動きをしてきたかを確認しましょう。

あわせて、そのファンドがどの国・地域、どのような業種の企業に投資しているのかという「資産構成」も確認しておくと、自分がどんなリスクを取っているのかが把握しやすくなります。

和田 直子
信託報酬は各証券会社の商品ページやファンドの目論見書に必ず記載されています。「年率0.1%」のように表示されるので、同じような投資対象のファンドを比較するときは、まずこの数字をチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。わずかな差でも、20年、30年という長い期間で見ると、最終的な金額に無視できない差が生まれます。

積立投資を始めたら、あとはほったらかしでOK?

積立投資を始めたら、基本的には「ほったらかし」でかまいません。

毎月一定額を買い続けることで、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く買うことになり、平均購入単価がならされていきます。

ドルコスト平均法とは3/3

ドルコスト平均法とは

LIMO編集部作成

これを「ドルコスト平均法」と呼びます。

この仕組みのおかげで、相場が上昇しているときも下降しているときも、長期的な資産形成という視点では日々の値動きを一つひとつ気にする必要はありません。

とはいえ、完全に「見ないまま」にしておくのも避けたいところです。

年に1回程度は、積立の状況や自分の資産配分を振り返る時間を取りましょう。

もし積立に回せるお金が増えた場合は、今のファンドへの積立額を増やすだけでなく、別のファンドを組み合わせることも検討してみてください。

投資先を分けておくことで、リスクを分散させる効果が期待できます。

和田 直子
「見直すタイミング」として使いやすいのは、ボーナスの時期や誕生日など、自分の中で決まったタイミングを一つ持っておくことです。日々の値動きに合わせて見直す必要はありませんが、収入やライフステージが変わったときには、積立額や投資先を見直すよい機会になります。

まとめ

NISAのつみたて投資枠と成長投資枠は、それぞれ役割が異なりますが、どちらも毎月コツコツ積み立てるスタイルに対応しています。

毎月1万円と5万円では、20年後の金額に大きな差が生まれることが、今回のシミュレーションからもわかりました。

ファンドを選ぶ際は信託報酬や運用実績、資産構成を確認し、積立を始めたあとは日々の値動きに振り回されず、年に一度程度のペースで見直していくのがよいでしょう。

まずは無理のない金額から、積立投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。


【免責事項】

  • 本記事は、特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。
  • 投資には元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行われるようお願いいたします。

参考資料

和田 直子