3. 園芸歴30年ガーデナーが実践している《6つの猛暑対策》
3.1 涼しい時間に水やりする
夏の水やりは、涼しい時間帯におこないましょう。朝に水やりすると、すぐに気温が上がってたちまち蒸発するため、筆者は涼しくなった夕方に、「今日もお疲れさま」という気持ちを込めて、水を与えています。
表面だけを濡らすのではなく、根元にたっぷりと水やりするのがコツです。
3.2 マルチングで土の乾燥を防ぐ
夏の強い日差しは、植物だけでなく土にも容赦なく照りつけます。そこで筆者が取り入れているのが、株元をマルチングする方法です。
バークチップや腐葉土などで土の表面をおおうことで、直射日光による土の温度上昇や急激な乾燥を抑えられます。
3.3 鉢植えは置き場所を変える
鉢植えは地植えよりも土の量が少ないため、夏は鉢の中が高温になり、乾燥しやすくなります。とくにコンクリートや照り返しの強い場所に置いている場合は要注意。
鉢の下にれんがなどを敷いて、午後は強い西日を避けられる場所に、鉢を移動しましょう。
3.4 西日から植物を守る
午後から強い日差しが当たる場所では、遮光ネットなどを利用して、直射日光をやわらげるのも効果的。ただし、完全に日陰にしてしまわないことも大切です。
筆者は庭の西側に低木を植えて、日よけになるように工夫しています。
3.5 風通しをよくして蒸れを防ぐ
植物が密集していると、株元や葉の間に熱や湿気がこもり、蒸れや病気の原因になることも。伸びすぎた枝葉を適度に整理したり、鉢植え同士の間隔をあけたりして、空気が通るスペースを確保しましょう。
3.6 猛暑の時期は肥料を控える
植物の状態をよく観察し、無理に肥料を与えないようにしましょう。夏はまず水切れを防ぎ、直射日光や高温から守ることを優先。
気温が落ち着いて、植物が元気を取り戻してから、必要に応じて施肥します。
4. 暑さ対策と夏に強い花で夏の庭を華やかに
夏の庭を美しく保つポイントは、暑さに負けない植物を選ぶことと、植物が夏を越しやすくなる環境を整えることです。水やりの時間や方法を見直したり、土の乾燥を防いだり、強い西日から植物を守ったりと、できる対策は身近なところにもあります。
さらに植物だけでなく、自分自身の体調にも気を配りながら、庭に合った方法を取り入れることが大切です。暑さ対策と夏に強い花で、夏の庭を華やかに彩ってみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。


