1. 日経平均はAI・半導体が売られ上値が重い
2026年8月7日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は76円55銭安の6万5606円71銭でした。続伸です。朝方は小幅に上昇して始まったものの次第に売られる流れとなり、引けにかけては下げて終わりました。
きっかけの一つとなったのがソフトバンクグループです。同社は6日の取引終了後に2026年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表しましたが、純利益が前年同期比18%減の3473億円となったことが嫌気され、一時7%近く下落しました。AI関連企業に投資するソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)の投資利益が振るわなかったとされます。同日には半導体の検査装置を手掛けるレーザーテックも決算を発表しました。27年6月期の連結純利益が前期比16%増の900億円となることを見込んでいるものの、市場予測を下回ったことから売られました。
今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比151ドル83セント高の5万4036ドル93セントでした。同日発表された7月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比2万3000人減と、市場予想(8万3000人増)に反して減少しました。投資家の間ではこの結果により、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退したとの見方が広がり、リスクテイクの動きとなり、主要銘柄が買われました。
同日にはハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数がいずれも3日ぶりに反発しています。日本株も週初から堅調な展開になることが期待されます。一方で、翌11日は山の日の祝日で東京株式市場は休場となるため、利益確定売りも出やすい局面で、積極的な買いは続かないかもしれません。
10日には楽天グループ、サンリオなどが決算を発表します。また同日は日銀が7月開催分の金融政策決定会合の「主な意見」を公表します。
