サルスベリは、多くの植物が暑さでぐったりする真夏の炎天下でも、色鮮やかな花を元気に咲かせる庭木です。

漢字で「百日紅」と書く通り、初夏から秋にかけて100日ほどの長い期間ずっと花を楽しめるため、夏のお庭を彩るシンボルツリーが欲しい方におすすめ。花を楽しんだ後は紅葉も楽しめます。

名前の由来にもなっている、サルでも滑りそうなツルツルの幹がユニークで、葉が落ちて寂しくなりがちな冬でも、なめらかで美しい幹を鑑賞できます。

暑さだけでなく寒さにも強く、四季の変化を感じられて、和洋どちらのお庭にもマッチする爽やかでおしゃれな雰囲気も魅力的。

「庭に植えたいけれど、大きくなりすぎない?」「どんな種類や色があるの?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、庭の雰囲気に合わせて選べるサルスベリの種類や魅力、育て方と剪定のコツや参考価格までわかりやすく解説します。あなたの好みやお庭の雰囲気にぴったりのサルスベリを見つけてみませんか?

1. 夏に花咲くシンボルツリーにはサルスベリがおすすめ!この記事のポイント3つ

  •  夏の炎天下でも花が咲き、初夏から秋までずっと鮮やかな花が咲く
  •  緑葉やシックな銅葉、狭い庭向けで管理しやすいコンパクトな矮性品種など種類が豊富
  •  暑さ寒さに強く丈夫!冬に剪定して風通しを良くすれば毎年きれいな姿を楽しめる

2. 長く花が咲くおしゃれなシンボルツリー!サルスベリの《葉色×花色・樹形》6つのタイプ

鈴森 真樹
サルスベリは近年の品種改良により、小さなスペースでも楽しめるコンパクトな品種や葉の色がシックなものなど、バリエーションが豊富になっています。

そのため「どんな葉色や花色が好きか」「植える場所の広さはどのくらいか」などを考えながら品種を探してみましょう。ここでは、好みやお庭のテイストに合わせて選べる6つのタイプをご紹介します。

2.1 夏空に映える王道のカラー「緑の葉×赤・ピンクの花」

緑葉×ピンク花のサルスベリ1/7

ピンクのサルスベリの花

Varga Jozsef Zoltan/shutterstock.com

サルスベリといえば、この組み合わせを思い浮かべる方が多いかもしれません。

青々としてツヤのある緑の葉と、燃えるような濃い赤や華やかなピンク色の花の組み合わせが夏空によく映えます。明るく元気な印象を与えてくれるため、お庭をパッと華やかにしたい時にぴったりです。

2.2 ナチュラルガーデンにもおすすめの爽やかな雰囲気「緑の葉×白い花」

緑葉×白花のサルスベリ2/7

白いサルスベリの花

Dina Rogatnykh/shutterstock.com

夏の厳しい暑さを和らげてくれるような、涼しげで清楚な印象を与えるのが白い花を咲かせるサルスベリです。

緑と白の爽やかなコントラストは、ナチュラルガーデンや雑木風のお庭など、自然な雰囲気を大切にしたい空間によく馴染みます。周囲の草花の色を邪魔しないため、さまざまな植物と一緒に植えたい場合にもおすすめです。

2.3 個性的でポップな愛らしさ「緑の葉×複色の花」

緑葉×ピンク&白の複色花のサルスベリ3/7

フリル(複色)のサルスベリの花

Ang Gate/shutterstock.com

ピンクや赤紫の花びらの縁に白いフリル模様が入るなど、2色(バイカラー)の花を咲かせるタイプです。

浴衣の柄や夏祭りを連想させるような、ポップで可愛らしい花姿が特徴。単色とは一味違う個性的な美しさがあり、お庭のフォーカルポイント(視線を集める場所)として活躍してくれます。

2.4 シックで大人っぽいお庭に「銅葉(黒葉)×赤・ピンクの花」

銅葉×赤花のサルスベリ4/7

赤いサルスベリの花

Ender BAYINDIR/shutterstock.com

大人シックな、黒みを帯びたダークな葉(銅葉・黒葉)を持つタイプです。

ツヤのある黒い葉と、鮮やかな赤やピンクの花色が生み出すコントラストは圧倒的な存在感があります。モダンテイストやアンティーク調のお庭を、スタイリッシュに引き締めてくれる洗練されたカラーです。

2.5 スタイリッシュなモノトーン「銅葉(黒葉)×白い花」

お庭に洗練された大人の落ち着きをもたらしてくれる、ダークな銅葉に純白の花が咲くサルスベリです。

モノトーンに近いシックな配色は、シンプルモダンな外観の住宅にぴったり。花が咲いていない時期も「カラーリーフ」として葉の美しさを長く楽しむことができます。

2.6 狭い庭や玄関先の小さなスペースでも楽しめる「矮性品種」

コンパクトなサルスベリ5/7

ピンクの花を咲かせているサルスベリ

Jaclyn Vernace/shutterstock.com

「庭が狭い」「玄関先の小さなスペースで育てたい」という方には、成長しても樹高が1m前後に留まる「矮性(わいせい)」と呼ばれるタイプがおすすめです。

樹高があまり高くならないため、剪定などのお手入れがしやすいのも魅力。枝が横にふんわりと広がるように育つ品種が多く、小さなスペースでもたくさんの花を楽しめます。

また「イッサイサルスベリ」と呼ばれる矮性品種は若木のうちから花が咲く性質があり、小さな苗木を購入しても、花を楽しみながら育てられます。

矮性タイプにもさまざまな品種があり、品種によって花色や葉色、樹高、横幅も異なるため、タグなどをよく確認してから購入しましょう。

※サルスベリ参考価格:1300円~2500円前後(5号ポット苗)

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