続いては、PTA役員活動を引き受けたことで困ったこと・悪かったことです。
どうしても良いことより悪かったことに視線が向いてしまいますが、実際のところはどうでしょうか?

●「当時のPTA会長さんはお祭り気質の人。楽しく活動を盛り上げようという気持ちはとっても良いと思うのですが、園の活動以外でも飲み会だバーベキューだとお声が掛かり。その場は楽しいのですが、時間的にも余裕が無くなってバタバタと大変でした。」

●「うちの園はイベントが多いことで、地元ではちょっと有名でした。覚悟していたつもりですが、予想以上に多くって、任期中は時間的にも体力的にも厳しい1年間でした。」

●「役員同士の中でなぜか派閥ができてしまい、その時の役員会に都合があって出席しなかった私はどっち付かずの宙ぶらりん状態。その後の役員会に出席するたびに、座る場所まで気まずくってやりづらかったです。」

●「一度役員を引き受けると、翌年以降も声が掛かるように。『園にいる間の我慢!』と思っていましたが、地方の小さい町だったので、小学校・中学校に上がっても周りの顔ぶれが変わらないので声が掛かり……単に断り切れない性格ってだけなのですが、いつの間にか『役員をやるのが好きな人』みたいになってしまいました。」

PTA役員活動を引き受けると、打ち合わせやイベントのための準備など、自分の時間を割いて参加します。お仕事をしている人にとっては、この時間のやりくりがとても大変です。

そして、さらには人間関係も関わってくるとなると、なかなかみんなが引き受けたがらないのも頷けます。

PTA役員活動、それは本来誰のため!?

PTA役員活動を行う上での良い点・悪い点をご紹介しました。そもそも、PTA活動は誰のために行うものなのでしょうか。それは、その保育園に通う子ども達が楽しく過ごすために行われます。そう、本来子ども達のために行うのです。

いつの間にか大人の複雑な人間関係や事情に振り回されてしまう場面がおおくなっていますが、本来の姿に戻って考えてみると、PTA役員活動の本来の姿が見えてくるのではないでしょうか?

あなた自身がPTA役員活動を引き受けるか、受けないか。どちらにしたとしても、お子さんが園で笑顔に過ごすことができるのであれば、それが正解なのではないでしょうか。

LIMO編集部