家事・育児は妻だけの仕事ではない、という考え方がだいぶ浸透してきました。男性の意識も昔より「働く妻を助けたい」と思うようになってきたようです。
しかし、そんな自称イクメンたちの想いとは裏腹に、妻たちは夫のちょっとした言動に時限爆弾の針を少しずつ進めている様子…。妻を爆発へと向かわせる、夫の地雷を踏んだ言動とはどのようなものなのでしょうか。
「いつまでお客さんでいるの?」
妻を助けようと自分にできることを始めた夫。しかし、いつまでたっても「次は何をやればいいかな?」が抜けません。朝の自宅はある意味戦場です。「せめて保育園の持ち物くらい覚えて自分で補充できるようになって欲しい」妻の願いは決して難しいものではないはずなのですが…。
現在の子育て世代の親というのは、まだまだ専業主婦の母親が多い時代でした。母親は家のすべてのことを把握し、父親は早朝に出勤、夜遅くまで接待の毎日で家の中のことなど何もわかりませんでした。夫が何も言わないでもパジャマを出す妻を「できた妻」なんて呼んだ時代を見ている夫からしたら「自分のパジャマの場所を知っている自分は家庭的だ」と考えているかもしれません。
しかし、現代の女性は抱えているものが当時より多いのも事実です。夫婦二人で働いている状況で、妻がいまだに家の全てを把握し、その管理者として指示を出し続けることはかなりの負担となっています。「ちょっと聞くくらい」と思うかもしれませんが、妻としては「それ何十回聞けば覚えるの?」とイライラを貯めている可能性があります。
その場しのぎの提案がイラつかせる
休日も朝から晩までせっせと働く妻。疲れた顔をする妻に対し、ついつい「そんなに頑張らないでもいいんだよ」とやさしく声をかけたくなってしまいます。しかし「やさしく」と思っているのはどうやら夫だけのようです。
妻は、家全体のやるべきことをすべて把握しています。限られた時間をいかに有効に使うか。その作戦を実行しているときに「休んだら」といわれても「嬉しい、ありがとう」とは思いません。
「休んだら溜まるだけだろう」それを口に出さないだけ、妻のほうがやさしいのかもしれません(笑)また、山のようにやることがある中で「どこかいってリフレッシュしてくれば」も危険なワードです。家に残った夫と子供がすべてを済ませてくれるのであれば、妻は喜んで出かけていきます。妻同様の動きができない、そう思った際は「子供達を連れてどこか出かけてくる」そう提案しましょう。散らかす人のいない時間というのは、本当に片づけが進みます。