「仲がよさそうだった夫婦が離婚して驚いた」という経験はありませんか?結婚したときはラブラブでも、数年後には冷え切った関係になってしまう夫婦も珍しくありません。

そこで今回は、離婚に関するさまざまなデータをチェックしていきます。離婚が起きやすいタイミングや年代ごとの傾向を把握しておき、しっかりと気を引き締めておきましょう!

離婚しやすいタイミングはいつ?

厚生労働省が公表している「平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況」では、離婚件数が同居期間ごとに示されています。離婚した人たちは、結婚して何年同居したあとに別れたのでしょうか。

5年未満:6万6491件
5年以上10年未満:4万2333件
10年以上15年未満:2万8226件
15年以上20年未満:2万2950件
20年以上25年未満:1万7254件
25年以上30年未満:1万129件
30年以上35年未満:4958件
35年以上:5944件

ご覧のように、最も多いのは「5年未満の同居期間内に離婚するケース」であることが分かりました。そのなかから、さらに細かく分析してみましょう。

(1年未満):1万2895件
(1年以上2年未満):1万5282件
(2年以上3年未満):1万4310件
(3年以上4年未満):1万2783件
(4年以上5年未満):1万1221件

こうみると、離婚件数が最も多いのは「同居期間が1年以上2年未満」だと分かります。1年間一緒に暮らしてみて、相手に対する不満に耐えられなくなったケースが多いのでしょう。

離婚の原因や年代の傾向は?

続いて、離婚に至った原因や、離婚件数が多い年代についてもみていきましょう。原因については、裁判所による司法統計「平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別  全家庭裁判所」から知ることができます。

その結果、裁判を行なった離婚のなかで最も多い原因は「性格の不一致」でした。これには、価値観・金銭感覚・生活習慣などが合わないケースが含まれます。

そして、政府統計「e-Stat」の「同居をやめたときの年齢別にみた年次別離婚件数・離婚率(人口千対) -夫・妻-(2017年)」では、離婚が最も多い年代が30代であると示されています。

30代といえば、育児などで慌ただしくなる時期。子どもが生まれたことにより、育児や家事の分担で揉めたり、金銭感覚が合わなかったりと、さまざまな問題が発生しやすくなるのかもしれませんね。

夫婦げんかの原因は?