・実家暮らしが長く、給料は自分のお小遣いとして好きなだけ使っている
・ソーシャルゲームなどの課金に際限がなく、自制心がない
・金欠の際、周囲に対し簡単に「おごって」と頼む
・自分にかける衣料費・趣味の費用がとにかく多く、ボーナスなどをあてに買い物をする
恋人同士の際にはそこまで気にならない性格も、改めて見てみると黄色信号が出ているものばかり。長年こういった生活を送っていた人はそうそう変わりません。結婚後に節約を頼んでも、なかなかうまくいかないのも頷けます。
結婚後に「こんなはずじゃなかった」とならないために
恋人としては気にならなくても、家計を一緒にしてから気づいたという例もたくさんあります。自分だけのお金ではなくなった2人の生活を支える家計を守るためには、どのようなことができるのでしょうか。
・結婚したからといって、趣味を捨てる必要はありません。ただ「どうしてもここには使いたい」という分、「ここでは節約をする」ポイントを話し合っておきましょう。「バイクにはお金をかけ続けたいけれどたばこはやめる」、「飲み会には参加するけれどお昼は社食を利用したりお弁当を持参する」など。お互いの好きなものを尊重する気持ちも、円満な夫婦生活の秘訣です。
・大きな買い物である家や車など、求める生活にズレはないか確認しておきましょう。都心にマンションが欲しい人と郊外に一軒家を望む人では、かかる金額が全く違います。また、お互いどのようなライフプランを描いているかを知っておくことも大切です。
子どもの数や親の介護による移住の必要性、相続する財産など聞きにくいところもありますが、知らずに籍を入れてから揉めるよりはよいのではないでしょうか。また、妻には働いてほしいのか、家にいて欲しいのかなども確認しておきましょう。自分の希望と照らし合わせて、2人の今後の生活を考えていきましょう。
・お互いの金銭感覚をどう思っているのかというのも大切なポイントです。恋人時代に「この人ケチだな」と思っていても、それが結婚後に節約家となってくれるのか、ただ妻にお金を渡さないケチになるのかでは大違いです。逆もしかりですが「どういった考えを持っているのか」ということは、お互い話し合っておいたほうがよいでしょう。
まとめ
結婚後にお金に困らないために必要なのは、高収入な夫ではありません。お互いがどんな生活を送りたいのかを認識し、それに向かって意欲的に仕事を続けていく力や、お金で失敗しない知識、夫婦2人が納得した上での節約や目標を持っての貯金などができれば、家庭内に亀裂が入るのを防ぐこともできるのではないでしょうか。
恋人同士のときは好きなだけで一緒にいたいと思うかもしれません。しかし、いつまでも仲良くいるためには前もってお金のことを話し合い、相手に自分の願望を伝えておくべきでしょう。
【参考】
「平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別」(裁判所 司法統計)
LIMO編集部