「キャッシュレス派」と「現金派」では、貯蓄を増やすスピードに差があることはご存知でしょうか。㈱ジェーシービー(JCB)が全国の20~69歳の男女1000名を対象に行なった『キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019』(複数回答)をもとに見ていきましょう。

この調査の結果、1年で増加した貯蓄額の全体平均値は57万2000円でした。これを「キャッシュレス派」と「現金派」に分けて算出すると、1年間で貯まった金額はキャッシュレス派が現金派の2.4倍という結果に。

キャッシュレス化を積極的に活用している人は、お得なシステムやサービスに敏感とも言えます。そして、お金にまつわる知識やスキルがあり、お金に対する意識が高いのでしょう。

「仕組みが理解できない」「セキュリティ面に不安がある」と感じている方は、まずキャッシュレス化に関する正しい知識を身につけましょう。積極的に情報を集めることで、貯蓄を有利に進められるはずですよ。

まとめ

お金を貯めるためとはいえ、大切な友達や将来の可能性を失いたくはありませんよね。人脈やスキルアップは、収入アップに繋がる可能性もあります。節約に取り組む際は、「本当にこの費用を削ってもいいのか」と立ち止まる癖を付けておきましょう。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部