個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)とファナック(6954)が大幅高となり、ソフトバンクグループ(9984)も大幅反発となりました。
また、相場全体に買戻しが入る中、とりわけ、ハイテク株の上昇が目立ち、ソニー(6758)、東京エレクトロン(8035)、オリンパス(7733)、アドバンテスト(6857)、HOYA(7741)がいずれも急騰して年初来高値を更新し、村田製作所(6981)やローム(6963)など電子部品株も軒並み値を上げています。
さらに、SMC(6273)や安川電機(6506)など機械株も急騰し、マツダ(7261)など自動車株にも見直し買いが入りました。
その他では、NTTドコモ(9437)が取引時間中に5日連続の年初来高値更新となり、吉野家ホールディングス(9861)も同じく連日の年初来高値更新となりましたが、その後は売りに押されて両銘柄とも終値は下落したのが目を引きました。
一方、数少ない値下がり銘柄の中では、KDDI(9433)やアステラス製薬(4503)などが冴えない値動きとなり、任天堂(7974)が逆行安となりました。
新興市場(東証マザーズ)では、連日でストップ高だったサマンサタバサジャパンリミテッド(7829)がザラバで年初来高値を更新した後に売られ、終値は急反落となりました。また、ブシロード(3055)も大幅高となっています。一方、自律制御システム研究所(6232)は3日連続で年初来安値を更新しました。
葛西 裕一