個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が堅調に推移し、前日に大幅安となったファナック(6954)も反発しました。

また、ハイテク株ではオリンパス(7733)が大幅高で4日続伸となり、村田製作所(6981)、東京エレクトロン(8035)、NEC(6701)などに見直し買いが入ったようです。

さらに、小売り株ではコンビニ株が買い戻され、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)、ローソン(2651)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)が上昇した一方で、業界第4位のミニストップ(9946)は大幅下落で年初来安値を更新するなど、明暗が分かれました。

その他では、通信株の一角が買われ、KDDI(9433)が大きく値を上げ、NTTドコモ(9437)は4日連続の年初来高値更新となったのが目を引きました。

一方、自動車株が反落し、三菱自動車(7211)、スズキ(7269)、SUBARU(7270)、日産自動車(7201)などが冴えない値動きとなりました。

また、総じて堅調だった医薬品株ではエーザイ(4523)が逆行安で年初来安値を更新しています。

その他では、東海旅客鉄道(9022)とJT(2914)が揃って年初来安値更新となり、資生堂(4911)、花王(4452)、ライオン(4912)などの化粧品・トイレタリー株も冴えない値動きに終始しました。

新興市場(東証マザーズ)では、サマンサタバサジャパンリミテッド(7829)が連日のストップ高となり、ユーザベース(3966)も値を上げました。一方、サンバイオ(4592)が大幅続落となり、自律制御システム研究所(6232)は連日で年初来安値を更新しています。

葛西 裕一