それでは、現在の日本人共働き家庭では夫婦の時間を捻出することは不可能なのでしょうか。忙しい毎日でやりきれなかった家事や育児が頭に残りながらモヤモヤ眠りにつく、なんてことは心にもよくありません。以下は、実際に有職主婦がおこなった「時間を捻出するためのテクニック」です。

・朝5分活動:集中力の高い朝は、夕方のバタバタに備えるのにもってこいの時間です。子どもが起きてくる前の少しの時間を利用し、「その日の1家事」を行います。トイレ掃除、キッチン周り、野菜のカット、など毎日変えていくことで、溜まってしまった部分が解消されていきます。キッチリ5分でなくても、好きな曲1曲分行うだけで気分がスッキリしてきます。

・スキマ時間に仕えるタスク表を作る:子どもの調子によって、忙しい日常の中にふとした時間が生まれることがあります。そんな時間ができたときに活用できる、「タスク表」。例えば5分でできる「ごみをまとめる」「たまった明細書に目を通す」といったものや、10分利用した「冷蔵庫の整理」や「アイロンがけ」など。可視化しておくことで無駄な時間が省けます。

・料理の下ごしらえを省く:包丁を洗ったり、卵を溶く器を用意したりといった下処理のある作業を省くため、カット野菜やパン粉まで付けた状態の肉や魚もうまく取り入れます。切る時間を省略すると同時に、洗う時間も減らせるので意外と大幅な時短へとつながります。

まとめ

夫婦は本来、二人で助け合うことで家庭を築いていきます。しかし、急速に共働き化が進んだことで、まだまだ働きながらスムーズに生活する環境が整えられていない状態が続いています。それにより夫婦で話し合う時間が取れない家庭が生まれ、お互いの心が見えなくなってしまっている現代。少し生活を見直すことで二人が向き合う時間が増えていけば、夫婦に足りないものが見えてくるのではないでしょうか。

LIMO編集部