「人に親切にしましょう」というのは、小学校に進学するよりももっと前から教わっていることです。自分がしてもらってうれしかったことは人にもしてあげましょう。されて嫌だったことは人にはしないようにしましょう。道理ですね。

誰かのために何かをするのは当然のこと。さっと親切のために身体が動い……たけれども結果的に親切にならなかった、ということも、ときどきあったりします。人は失敗するもの。親切もときに失敗することがあります。

Twitterでは先頃、そのような失敗を集めた「#失敗した親切」というタグがにぎわいました。今回はそのタグから親切未遂をいくつかご紹介します。

とっさの親切

「エレベーターに乗るとき、開閉ボタンを押し間違えて、後ろの人が挟まれそうになりました。
すかさず嫁が開いてくれて事なきを得ました。 嫁、ありがとう」

エレベーターの開閉ボタンはなぜあれほど判別しづらいのでしょう。漢字を使ったものも、矢印を使ったものも、とっさには「開」か「閉」かわかりづらい。この失敗は各地で多発しているのでは……。

「電車に妊婦さんが乗ってきたと思い、席を譲ろうとしたら「あの、、、よく言われますけど妊婦じゃありません」と言われたこと。
かなり失礼なことしちゃいました( ̄▽ ̄;)」

お腹に赤ちゃんがいるかと思ったらいなかった。だってお腹の中までは見えないから。でも怖れないで、今後も妊婦さんとおぼしき人には譲ってください。

子供への親切

「『おさるのジョージ』が好きな娘を握手会に連れて行ったら、着ぐるみ姿が怖くて大泣きしたこと」

子供が大好きなキャラクター。きっとよろこぶと思って会わせようとしますが、立体になったキャラクターを怖がる子供は意外と多いようです。生気がない目。巨大な頭。よく考えたら怖いかも。