僕は子どもと一緒に自分の学生時代の友人に会いに行ったりすることがあります。
会う場所も子どもがいるので子ども優先の場所を決めたり、せっかくなら子どもは思いっきり遊べて、親は比較的楽できたりする場所を提案したりすることも。
そんなとき、同世代のママからあるセリフをよく言われます。
「パパだけでお出かけできるの凄いね、羨ましい。うちじゃ絶対無理」
僕としては子どもと一緒にお出かけするだけで友人からの好感度が上がるし、良いことでしかないのですが、違和感が残りました。
「ママは子どもとおでかけしても何も言われないのに、パパがおでかけするとほめられるのって変だよなあ…」
「イクメン」という言葉がよく聞かれ、「イクメン」という言葉の存在自体が叩かれるほどに、夫が育児をする重要性が叫ばれる昨今。未だ「パパは育児をしないもの」という常識があるように思います。
実際、育児の現場はママ社会でパパは疎外感を感じています。いくつか例を紹介していきます。
子どもの出生届を出しに行った時の説明が全部ママ
まず一番に思い出すのが、子どもが生まれて出生届を出しに行った時のこと。
提出後に行政が行っている子育て支援の説明が始まるのですが「ママをサポート」という言葉が出るわ出るわ…。
行政サービスの名前に「ママ」がつくものも多く、冊子のイラストもママ連想の物がとても多い印象でした。
僕も話を聞いていて、自分も「妻に伝えられるようにしっかり聞こう」という意識になっていたのも、今思えばおかしな話です。
最初の段階で「育児は基本的にママがするもの」という認識をパパに与えかねない出来事だと思います。