孫におもちゃを買ってあげたい、お小遣いを渡してあげたい、おいしいものを食べさせてあげたい…。「可愛い孫のためなら」と、つい財布の紐が緩んでしまう祖父母世代の人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、膨らみ過ぎた出費に危機感を覚えることもあるはず。頻繁に孫と会っている方は、孫疲れにも陥りやすいでしょう。そこで、孫に関する祖父母たちの本音を聞いてみました。

孫疲れに陥った祖父母たちの本音は?

孫に対する疲れには、さまざまなパターンが存在します。孫疲れに悩む祖父母たちに、その内容や正直な気持ちを聞いてみましょう。

・「年に何度か1週間ほど帰省してくれるのですが、そのたびにお金が飛んでいきます。そのなかでも大きいのは、孫のおもちゃ代。食事代もかかるし、金銭的にかなり厳しいです」

・「孫の遊び相手をするのって、想像以上に疲れるんですよね。しょっちゅう来られると、さすがにキツいです…」

・「孫にケガをさせないか、何を食べさせたらいいのか、泣かせてしまわないかなど、あれこれ心配するのに疲れてしまいます。正直なところ、よっぽどの理由がない限りは預けないでほしいですね」

・「ちょっとした言葉で、お嫁さんを傷つけないかハラハラします。育児を否定しないよう、お嫁さんに強く言い過ぎないようにしたり、孫には当たり障りのない言葉をかけたり…。嫌味と捉えられたら困りますから」

「孫出費」は年間どのくらい?

精神的や体力的に疲れるという声があるなか、孫に関する出費に悩んでいる人もいるようですね。そこで、ソニー生命保険㈱が50~70代の男女1,000人(うち、孫がいるのは337人)に実施した『シニアの生活意識調査2018』から、具体的なお金の使い道をチェックしてみましょう。

調査の結果、孫に関する1年間の出費は以下の通りとなりました。(複数回答可)

1位:「おこづかい・お年玉・お祝い金」(75.1%)、
2位:「一緒に外食」(53.1%)
3位:「おもちゃ・ゲーム」(41.2%)
4位:「衣類・ファッション」(32.0%)
5位:「一緒に旅行・レジャー」(30.0%)

現金やおもちゃといった費用だけでなく、外食やレジャー費など孫と一緒に行動する際の出費もかさむようです。

また、「孫のために1年間で使った金額」で最も多かった回答は、「5万円~10万円未満」(21.8%)という結果に。平均金額は12万8269円となりました。これは、2017年より1万2210円高い数字となっています。

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