2. 高齢者世帯で「生活が苦しい」はどれくらい?
物価高が続くなか、実際に家計をどう感じているのでしょうか。厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、生活意識が「苦しい」(「大変苦しい」と「やや苦しい」の合計)と答えた割合は次のとおりです。
- 全世帯:58.9%(大変苦しい28.0%+やや苦しい30.9%)
- 高齢者世帯:55.8%
- 児童のいる世帯:64.3%
高齢者世帯(65歳以上の人のみで構成される世帯)では、55.8%が生活を「苦しい」と感じています。全世帯の58.9%よりはやや低いものの、半数を超える水準です。全世帯でみると、生活が「苦しい」と感じる割合は2023年の59.6%から2024年は58.9%とほぼ横ばいで、高い状態が続いています。
数字を不安に受け止めすぎる必要はありませんが、多くの世帯が家計に余裕を感じにくい状況であることはうかがえます。だからこそ、自分の家計を客観的に把握しておくことが大切です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事し、延べ1万名以上の個人のお金の相談に携わった。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2026年7月29日更新)