最近は働きに出ているママも多く、日常的な孫のお世話をおばあちゃんにお願いしているご家庭も増えています。普段お世話してくれているお礼もかねて、孫のイベントにはぜひ声を掛けてあげたいものです。そんな祖父母が喜ぶ孫のイベントとして運動会があります。子どもの頑張る姿を見るのはとても嬉しいことですが、祖父母の分もお弁当を準備して、おかずも祖父母が食べられるものを事前にリサーチ。さらには当日の席取りの場所も考えなくてはいけません。

今回は、運動会に来る祖父母のおもてなしに奮闘するお父さんお母さんの実態をご紹介します。

朝は4時起き。パパは朝から席取り

運動会の席取りは、祖父母のおもてなしの中でもとても重要なポイントです。ちゃんと日陰があっても、競技が見え辛い場所では問題です。また、できればトイレが近い場所がベストです。

そのためにパパは、会社に通勤するよりも早く起きて席取りのために学校に向かわなくてはいけません。家庭によっては、両家の祖父母やおじさん・おばさんまで観覧に訪れ、場所取りも2~3家族分確保しなくてはいけないパパもいます。

最近ではこの席取りのために早朝から並ぶことが問題となり、来る時間を制限する学校も増えてきました。地域によっては、保護者の観覧席は子ども達が学校で事前にくじを引いて決めるというところもあります。

それでも、そんな対処で全ての家庭が納得して解決するわけではなく、観覧席とは別に校庭の後方部に大型テントを張っているご家庭もいます。さらにパパは、この後はビデオ撮影係として飛び回り、運動会終了後には撮影したビデオを編集してDVDに焼き、祖父母に届けるという作業が待ち構えています。

ママは前日から大量に買出し、そして下準備。

ママが運動会でもっとも気合を入れるのはお弁当作りです。祖父母も来るとあっては、さらに多く作らなくてはいけません。

祖父母の好みも考慮しつつ、なおかつ子ども達が喜ぶお弁当を作るのは大変です。前日の買出しではカゴいっぱいに材料を買い込み、さらにはスーパーで歩くたびにママ友と遭遇してしまい、立ち話に時間を取られてしまいます(笑)

当日も朝はいつもより2時間前に起きて、大量におにぎりを握ったり、サンドイッチを作ったりと大活躍です。飲み物も、天候によっては温かいお茶と冷たいお茶の両方を準備。さらには取り皿やお箸も忘れないようにしなければいけません。

そんなママの努力も、お天気しだいで台無しに…。雨が降るかどうか微妙な状態のときもお弁当を作り、中止になったら作ったお弁当は夕飯に回り、翌日もまたお弁当を作らなくてはいけません。
そして、中止になった旨を祖父母に連絡しなくてはならず、運動会があっても無くても大変なママなのです。

大変なおもてなし。でも、普段の「ありがとう」を伝える場にも