3. 【社労士が解説】75歳以上の夫婦、貯蓄額の平均「2362万円」
総務省の「家計調査 貯蓄・負債編(2025年)」によると、75歳以上の二人以上無職世帯の平均貯蓄額は2362万円です。ただし、貯蓄がほとんどない世帯と高額の資産を持つ世帯があるなど、個人間の格差は非常に大きいことに注意が必要です。
4. 【社労士が解説】75歳以降の生活設計「必要貯蓄額」の試算結果をみる
75歳以降の生活設計を見直すためには、家計の収支と貯蓄額の確認が必要です。最初に、毎月の家計の赤字を、現在の貯蓄で賄えるかを試算してみましょう。「毎月の赤字額」に「老後の生活期間(月数)」を掛ければ、必要な貯蓄額の目安がわかります。
- 必要貯蓄額=毎月の赤字額×老後の生活期間(月数)
75歳以上の後期高齢夫婦の家計収支は平均で月2万7225円の赤字です。現在75歳で95歳まで毎月2万7225円の赤字が継続すると仮定すると、必要貯蓄額は約653万円(=2万7225円×240か月)が目安となります。
平均貯蓄額は2362万円ですが、貯蓄額は個人差が大きいため後期高齢夫婦のすべてが老後は安泰と言えるわけではありません。公的年金を含めた収入見込やこれからの支出見込み、現在の貯蓄状況から、老後の生活資金に問題がないかを確認しましょう。
また、医療や介護などの臨時支出も見込んで試算したほうが、より安心できるでしょう。確認の結果、将来的に資金不足が見込まれる場合、「節約して支出を抑える」「アルバイトをして収入を得る」などの対応が必要になります。
