毎日子どもと一緒に過ごしていると、精神的な余裕がなくなることもあるでしょう。「もっと楽しく育児をしたい」と思っても、それを実践するのは簡単なことではありません。

そこで今回は、我が子へのイライラを和らげるヒントをお伝えします。育児中にできるだけストレスを感じないようにするには、どうすればいいのでしょうか。

ママたちがストレスを感じる瞬間

まずは、ママたちが育児中にストレスを感じたエピソードをご紹介しましょう。理想のママの姿との違いに、罪悪感を背負っている人も多いようです。

・「ふと周りを見ると、子どもにしっかりと向き合っているママの姿が目につきます。私も同じようにしたいけれど、イライラが募ってうまくできません。なんだか、我が子に申し訳ない気持ちです」
・「以前、子どもの前で夫婦げんかをしたことがあります。子どもは、泣かないように必死に我慢していました。今思うと、私がもっと我慢すべきでしたね」

・「毎朝、『保育園に行きたくない』と大泣きする娘。働くことは間違っているのかも…と暗くなってしまいます。それなのに、グズる娘に叱ってしまう自分もいて…葛藤する日々です」

「嬉しかった言葉」を思い出してみて

育児に悩んでいると、周囲からの言葉に気が楽になることもあるはず。思いやりのある言葉に、嬉しくなった経験がある人もいるでしょう。子育てが辛いと感じたら、次のようなアドバイスを思い出してみてください。

・「子どもって、危なっかしくて目が離せませんよね。『どうして危険な行動ばかりするの?』と腹が立ってしまうこともしばしば。

そんな毎日に悩んでいた時、ある女性に『危ないことをするのは当然よ。だって、安全なものだけなら退屈でしょ?』と言われたんです。この言葉を聞いてから、『危険なことをして学習しているのかも。子どもの本能に任せよう』と捉えるようになりました」

・「些細なことで泣いてばかりの息子に、『よほどストレスを抱えているのね…』と悩んでいました。すると、祖母に『泣くことがストレス解消に繋がっているのよ』と言ってもらえ、なんだか心が軽くなったんです。それ以来、息子が泣いても『ストレスを発散しているんだね』と受け流せるようになりました」

・「おもちゃを譲らない我が子に困り果てていた時、おじいちゃんに『それだけ自分を持っているってことだよ。強い子なんだね』と声をかけてもらえました。たしかに、『あとで貸してあげるね』と言えたら十分なのかもしれませんね」

子どもの気持ちに寄り添いつつ、自分の感情も大切に