3. 中間管理職が直面する現実的な課題

中間管理職は平均年収が高い水準にあるものの、その裏で難しさを感じている人も少なくないのが実情です。

「管理職は罰ゲーム」といわれる背景には、責任や業務量の増加、上司と部下の間で板挟みになる状況、部下育成の難しさ、ハラスメントのリスクなどが挙げられます。もちろん、具体的な悩みは企業によって異なりますが、業務内容の整理だけでなく、社内制度や研修体制の見直しが求められるケースもあります。

また、管理職という役割には適性も影響します。目標達成意欲や課題解決能力、部下を育てる力、ストレスへの耐性などを持ち、チームで成果を出すことにやりがいを感じる人にとっては、魅力的なポジションでしょう。

その一方で、マネジメント業務よりも専門性を追求するスペシャリストとしてのキャリアを望む人や、そちらのほうが適している人もいます。

単に収入を増やすという目的だけで役職を目指すのではなく、自身の適性やキャリアビジョンに合った道を選択することが重要です。

4. まとめにかえて

収入を増やす方法は昇進だけに限られるわけではありません。

本業のスキルを磨いて昇給を目指すことに加え、会社の規定が許せば副業を始める、あるいはリスクを理解した上で資産運用に取り組むといった選択肢も考えられます。

いずれにせよ主に重要なのが「適性」や「希望」、そして「継続」です。適性があり、自身もやりたい気持ちをもつことで主体的な動きができ収入が上がることもありますし、続けることで収入や資産が増えていくこともあります。

どの道を選ぶにしても、それぞれにメリット・デメリット、そしてリスクは伴います。

この機会に、ご自身のキャリアプランや将来のマネープランについて、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

宮野 茉莉子