2. 【中間管理職の平均年収一覧表】部長・課長・係長ごとにいくらもらっているのか見る

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査 役職別」を基に、中間管理職である「部長」「課長」「係長」の平均的な年収を確認していきましょう。

※本記事で用いる賃金とは、調査対象年の6月分における所定内給与額の平均を指します。これは、実際に支払われた給与から時間外手当などを除いたもので、所得税などが差し引かれる前の金額です。

最初に、部長・課長・係長それぞれの平均賃金(月収)と平均年齢をみてみましょう。

2.1 役職別の平均月収(賃金)と平均年齢

  • 部長職
    • 男女計:賃金 63万5800円/平均年齢 53.1歳
    • 男性:賃金 64万2400円/平均年齢 53.1歳
    • 女性:賃金 57万8300円/平均年齢 53.0歳
  • 課長職
    • 男女計:賃金 52万9200円/平均年齢 49.5歳
    • 男性:賃金 54万1400円/平均年齢 49.5歳
    • 女性:賃金 47万300円/平均年齢 49.4歳
  • 係長職
    • 男女計:賃金 39万9200円/平均年齢 45.4歳
    • 男性:賃金 41万900円/平均年齢 45.3歳
    • 女性:賃金 36万5700円/平均年齢 45.7歳

上記の月収(男女計)を基に、賞与を年2回(合計で月収の4カ月分)と仮定した場合の平均年収を試算すると、以下の金額が目安となります。

2.2 ボーナス込みの平均年収を試算

  • 部長職の平均年収:約1017万円
  • 課長職の平均年収:約846万円
  • 係長職の平均年収:約638万円

参考として、役職に就いていない一般社員(非役職者)のデータは以下の通りです。

  • 非役職者
    • 男女計:賃金 31万500円/平均年齢 41.8歳
    • 男性:賃金 33万2100円/平均年齢 42.1歳
    • 女性:賃金 28万100円/平均年齢 41.3歳

同様に年収を試算すると、約504万円になります。

国税庁が公表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の給与所得者全体の平均年収は478万円です。この数値と比較すると、中間管理職の年収は平均を上回る水準にあるといえるでしょう。

また、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 役職別」から役職者と非役職者の賃金格差を見ると、部長の月収は非役職者の約2.05倍、課長は約1.7倍、係長は約1.28倍という結果でした。

中間管理職は高い給与水準にある一方で、その立場に見合った重い責任を担っています。近年では「管理職は罰ゲーム」と揶揄されることもあるように、誰もが管理職を目指す時代ではなくなっているともいえるでしょう。