2. JX金属(5016)が公表している「株主還元方針」これまでの流れとは?

JX金属が公表している株主還元方針について「これまでの流れ」を解説します。

2.1 2026年2月10日に発表されていた《2026年3月期の年間配当予想》

2026年2月10日に発表された修正により、2026年3月期の年間配当予想は前回予想の21.00円から27.00円へと引き上げられていました。

  • 2025年3月期(第3四半期期末配当):91.55円
  • 2025年3月期(期末配当):18.00円
  • 2026年3月期(中間配当):6.00円
  • 2026年3月期(期末配当・予想):21.00円

配当予想の修正理由

増配の理由について、JX金属は「業績が当初の想定を大幅に上回る見通しとなったこと」を挙げています。

資料の内容を要約すると次の通りです。

通期連結業績予想の上方修正

AI(人工知能)関連需要の急速な拡大に伴い、生成AIサーバーや半導体パッケージに使用されるスパッタリングターゲットや圧延銅箔などの先端素材の販売が極めて好調に推移しています。

また、銅価格の上昇に伴う在庫評価益の発生や為替相場の影響も利益を押し上げる要因となりました。

株主還元方針に基づく還元額の増加

同社は「連結配当性向20%程度を基本とし、銅価格上昇による利益上振れ分の一部も還元する」という方針を掲げています。

通期の親会社所有者帰属持分当期利益(純利益)予想を前回発表から約18%引き上げたことに伴い、配当額も機動的に増額することを決定しました。