家電の故障など、急な出費に頭を抱えしまうことはありませんか?「もうすこし余裕があれば」とため息をついてしまいます。他の世帯では毎月どのくらい貯蓄しているのでしょう。また老後資金をどのくらい貯めているのか、世間の貯蓄額を見ていきます。
みんな毎月いくら貯めてるの?
総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2018年(平成30年)平均結果の概要」の内容から家計の黒字の状況をみてみると、2018年における勤労者世帯(2人以上の世帯)の1カ月あたりの家計収支は、「毎月の手取り収入の約30.7%が黒字」であることが分かります。
《黒字分の内訳》
預貯金純増:10万2605円
保険純増:1万8530円
有価証券純購入:1830円
土地家屋借金純増:3万4589円
財産純増:5890円
黒字分の内訳を見てみると、「預貯金」の純増は約10万円。平均的に、毎月10万円程度が貯金されていることが分かります。
毎月10万円の貯金を20年続ければ2400万円の貯金額になりますが、教育費やリフォーム費など、大きな出費がある場合はその分の貯蓄が必要です。
例えば教育費は、すべて国公立学校へ進学したとしても1000万円ほど必要になります。さらに養育費も子ども1人あたり(0~22歳まで)1600万円ほど必要だといわれています。
(参考:「イマドキの子育て費は2000万円超!老後資金準備と両立するには」LIMO)
60代、70代の貯蓄額は?
定年退職を迎えた後、年金だけでは心もとない老後の生活費。計画的に老後資金を貯めていく必要があります。退職を迎える60歳台、70歳台の平均的な貯蓄額はどのようになっているのでしょうか。