2026年(令和8年度)の年金額は、4月分から改定され、6月の支給日に新しい年金額が初めて振り込まれます。改定率は前年度比で国民年金(基礎年金)+1.9%、厚生年金+2.0%です。
物価上昇率3.2%には届かないものの、4年連続の引き上げに。ただし、実質的には目減りとなっており、老後の暮らしは年金、そして貯蓄も重要となります。
では、おひとりさま70歳代の平均貯蓄額・中央値はいくらか、厚生年金と国民年金の平均月額(男女別)はそれぞれいくらか、今回はみていきましょう。
1. 【70歳代おひとりさま】平均貯蓄額・中央値はいくら?
金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2025年に公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、おひとりさま70歳代の金融資産保有額は次のとおりです。
※金融資産保有額とは、預貯金だけでなく株式、投資信託、生命保険などを含んだ金額です。ただし、日常的に使う普通預金の残高は含まれていません。
1.1 70歳代(単身世帯)の貯蓄額(平均・中央値)
- 70歳代単身世帯:平均1489万円/中央値500万円
平均と中央値の差は約3倍にひらいています。一部の世帯が平均を押し上げており、中央値の500万円のほうが実態に近い金額でしょう。
分布をみると、金融資産を持たない「貯蓄ゼロ」の世帯が20.4%、約5世帯に1世帯。一方で「2000万円以上」ある世帯は25.4%(2000〜3000万円が7.9%、3000万円以上が17.5%)と、約4世帯に1世帯にのぼります。世帯ごとに金額の幅が広く、二極化のようすがうかがえます。