6月に入り、各地で梅雨入りの便りが聞かれるようになりました。雨の日はもちろん、梅雨の晴れ間には夏を思わせる強い日差しが照りつけ、蒸し暑さを感じる日も増えてきましたね。
このような季節、お庭や玄関先が暖色系の花で彩られていると、かえって暑苦しく感じてしまうことはありませんか。
そんなときにおすすめなのが、青や紫といった「ブルーパープル系」の花を咲かせる低木です。寒色系の花は見た目に清涼感を与え、空間を広く見せる効果も期待できます。
この記事では、初夏から秋にかけてお庭を涼やかに彩ってくれる、ブルーパープル系の低木を5種類厳選してご紹介します。育て方のポイントや参考価格もあわせて解説しますので、ぜひお気に入りの一株を見つけてみてください。
1. この記事で紹介する「ブルー&パープル系の花が美しい低木」
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shufilm/shutterstock.com
この記事で紹介する植物5種は以下の通りです。
- アジサイ: 梅雨から初夏の庭を青い花で涼やかに演出する落葉低木。
- ラベンダー: 心地よい香りと紫色の花穂が魅力の常緑小低木で、ハーブとしても人気です。
- プルンバゴ: 明るい水色の花を長く咲かせ続ける半つる性の植物です。
- ヘリオトロープ: バニラに似た甘い香りを放つ、濃い紫色の小花が特徴的な常緑小低木。
- デュランタ: 藤色や紫色の小花がしだれるように咲く姿が優雅な常緑低木です。
2. 初夏の涼しげ《ブルーガーデン》コンパクトに楽しめる低木5選
玄関先やベランダガーデンなどに涼やかな雰囲気をもたらすブルーパープル系の低木5種類について、それぞれの特徴や育て方のポイントを詳しく見ていきましょう。
厳しい夏でも元気に育ち、長く花を楽しむためのお手入れのコツも紹介します。ご自宅の環境に合う植物を見つける参考にしてください。
2.1 梅雨の庭に清涼感をプラスする「アジサイ」(落葉低木)
アジサイ2/11
fishgrilll/shutterstock.com
梅雨時から初夏にかけて、手まり状の大きな花を咲かせることで知られる落葉低木です。土の性質を酸性に調整すると、涼しげで美しい青色の花を楽しむことができます。
アジサイは半日陰で湿潤な土壌を好み、乾燥を嫌う性質があります。夏の強い日差しが届く前の、少し影のあるお庭で青い花が咲く様子は、しっとりとした落ち着きのある空間を創り出してくれます。
次の年の花芽は夏以降に形成されるため、花が終わった後の7月中には剪定を済ませることが、翌年もきれいな花を咲かせるための重要なポイントです。
※参考価格:1000~2000円前後(5号ポット苗)
2.2 香りと花姿で癒やしを届ける「ラベンダー」(常緑小低木)
ラベンダー3/11
Iva Vagnerova/shutterstock.com
「ハーブの女王」として親しまれ、その爽やかな香りと涼やかな見た目で人気の常緑小低木です。初夏に咲く紫色の花はもちろん、夕暮れ時に風で運ばれる葉の香りも、夏の庭に心地よい清涼感を与えてくれます。
ラベンダーにはいくつかの系統があり、イングリッシュ系は高温多湿が苦手なため寒冷地向きです。一方、比較的温暖な地域では、暑さに強いフレンチ系やラバンディン系を選ぶと、夏を越しやすくなるでしょう。
日本の蒸し暑い夏を乗り切るためには、花が終わった後に切り戻し剪定を行い、株の風通しと水はけを良く保つことが大切なポイントになります。
※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)
2.3 空色の花が長く楽しめる「プルンバゴ(ルリマツリ)」(半つる性低木)
ルリマツリ4/11
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和名「ルリマツリ」としても知られ、初夏から秋まで長期間にわたり、涼しげな水色や白色の花を咲かせ続ける半つる性の花木です。夏の暑さに非常に強く、日当たりと水はけの良い場所であれば、次々と花を咲かせてくれます。
枝がしなやかに伸びる特性を活かして、フェンスやトレリスに絡ませたり、ハンギングバスケットから垂らしたりと、さまざまな飾り方が楽しめます。
お手入れの際に枝や葉を切ると樹液が出ることがあり、肌に触れるとかぶれる可能性があるため、作業時は手袋を着用することをおすすめします。
寒さには少し弱いので、寒冷地で育てる場合は、冬に株元をマルチング材で覆って防寒対策をするか、鉢植えにして軒下へ移動させると安心です。
※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)
2.4 甘い香りが魅力の濃紫色「ヘリオトロープ」(常緑小低木)
ヘリオトロープ5/11
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濃い紫色の小さな花がドーム型に集まって咲き、バニラに似た甘い香りを放つのが特徴の常緑小低木(多年草)です。日中に蓄えた香りが夕方の風に乗って広がるため、夕涼みを楽しむ庭の演出にも最適な植物といえるでしょう。
日当たりの良い場所を好む一方、真夏の強い日差しや乾燥には弱い面があります。水切れを起こさないよう、こまめな水やりが大切です。
また、ペットが誤って食べてしまうと健康を害する可能性があるため、犬や猫の手が届かない場所で育てるようにしましょう。寒さに弱いため、冬越しは室内で行うか、一年草として楽しむのが一般的です。
※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)
2.5 風にそよぐ藤色の花房が美しい「デュランタ」(常緑低木)
デュランタ6/11
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夏から秋の長い期間、藤色や紫色の小花を房状に垂れ下げて咲かせる常緑低木です。その花が風にそよぐ様子は非常に涼やかで、夏のブルーガーデンを彩る主役級の存在感を放ちます。
暑さには強く日当たりの良い環境を好みますが、真夏は土が乾きやすいため、表面が乾いたら十分に水を与えることが大切です。
生育が旺盛なので、枝が伸びすぎたと感じたら、適時切り戻しを行って樹形を整えましょう。ただし、秋になるオレンジ色の実や葉には毒性があるため、ペットが誤って口にしないよう注意が必要です。
寒さにはやや弱い性質のため、寒さが厳しい地域では鉢植えで育て、冬場は室内に移動させると安全です。
※参考価格:500~1000円前後(5号ポット苗)
3. 庭を涼しげに見せるガーデニングのコツ
ルリマツリ7/11
Iva Vagnerova/shutterstock.com
夏の庭に涼しげな印象を与えるには、次の3つのポイントを意識すると効果的です。
- 色の効果を活かす: 青や紫といった寒色系は「後退色」ともいわれ、空間に奥行きを出して涼やかに見せる視覚効果があります。同じ系統の色で濃淡をつけると、統一感のあるおしゃれなブルーガーデンが完成します。
- 高さを意識する: 低木やつる性の植物を利用して、目線の高さに花を配置してみましょう。枝や花が風に揺れる姿が、より一層涼しさを感じさせてくれます。
- 葉の色を取り入れる: ラベンダーのようなシルバーリーフ(銀葉)や、斑入りの葉を持つ植物を組み合わせるのもおすすめです。葉が光を反射することで、庭全体が明るく軽やかな雰囲気になります。
4. まとめ:ブルー系の低木で夏を涼やかに乗り切る庭づくり
この記事では、初夏から秋にかけて庭を涼やかに演出してくれる「ブルーパープル系」の低木をご紹介しました。
汗ばむ日が増え、日中のガーデニング作業が大変になるこれからの季節には、青や紫の花を取り入れて見た目の涼しさを演出することが、心地よい庭空間をつくるためのポイントです。
また、シルバーリーフのような美しい葉を持つ植物を加えれば、花が咲いていない時期でも庭を涼しげに保つことができます。
それぞれの植物の特性や注意点(毒性の有無、冬越しの方法、手入れの際の注意など)を理解したうえで、初夏から秋まで長く楽しめる、爽やかなブルーガーデンづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
※この記事は再編集記事です。
参考資料
LIMO「初夏の庭に涼感届け。憧れのブルーガーデンが叶う《青&紫の低木5選》アジサイ以外にもたくさん!」
5.1 ガーデニングを安全に楽しむための注意点
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AlexRaths/istockphoto.com
- 植物は生き物であり、生育環境はさまざまです。この記事で紹介した育て方はあくまで一般的な目安です。お住まいの地域の気候、日照条件、苗の状態などにより、開花時期や成長の早さは変わります。必ずしも記載通りに育つとは限らないことをご理解ください。
- 個々の植物や品種に関する詳しい育て方、最新の情報については、購入時に付いているラベルや説明書を必ず参照してください。
- 植物には、人やペットに有害な成分を含むものもあります。特に小さなお子様やペットのいるご家庭では、誤って口にすることがないよう、植える場所や管理に十分注意しましょう。
- 植物のトゲや樹液で、ケガやかぶれが起こることがあります。剪定などのお手入れをする際は、園芸用の手袋を着用することをおすすめします。
- 品種登録された植物(PVPマーク付きや農林水産省のデータベース登録品種など)の増殖は、個人で楽しむ範囲に留めてください。許可なく他人に譲ったり販売したりすることは種苗法で禁じられています。(参考:農林水産省 品種登録ホームページ )
- 繁殖力が旺盛な植物を地植えにする場合は、敷地外へ広がらないように根域を制限するなど、適切な管理と周囲への配慮をお願いします。
- 記事内の商品情報や価格は執筆時点のものです。ご覧になるタイミングによっては、販売状況や価格が変更されている場合があります。また、参考価格は店舗や苗の状態によって変動しますのでご了承ください。
- この記事で一年草として紹介している植物の中には、本来は多年草ですが、日本の気候では一年で枯れてしまうものも含まれます。
- マンションなどの集合住宅でガーデニングを行う際は、事前に管理規約を確認してください。避難経路の確保や重量制限などのルールを守り、近隣住民に配慮することが、トラブルなく楽しむための鍵です。
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LIMOガーデニング部