3. 個人向け国債を500万円購入した場合の受取利息シミュレーション
実際に個人向け国債を500万円購入し、満期まで保有した場合の受取利息を試算します。固定5年では、5年間の合計で税引前利息が465,000円、税引後手取り利息が370,535円です。
固定3年の場合は、3年間の合計で税引前利息が226,500円、税引後手取り利息が180,486円となります。一方、変動10年は10年間の合計で税引前利息が870,000円、税引後手取り利息が693,259円です。
なお、変動10年は実勢金利に応じて半年ごとに適用利率の見直しが行われる仕組みです。実際の受取利息は今後の金利変動によって変わるため、この試算は10年間金利が動かなかった場合を想定しています。
4. 知っておくべき個人向け国債の中途解約の注意点
個人向け国債は、発行から1年が経過した時点から中途換金が可能になります。換金は1万円単位で行うことができるため、一部だけを現金化したい場合にも対応できる仕組みです。
ただし、中途換金をする際には、直近2回分の各利子相当額に0.79685を掛けた金額が差し引かれます。売却時にはこの差し引きが発生する点をあらかじめ確認しておきましょう。
5. まとめ
2026年6月募集分の個人向け国債の金利は、変動10年が1.74%、固定5年が1.86%、固定3年が1.51%に設定されました。この金利面や商品性から、購入を検討する方もいるでしょう。
提示された金利を確実に得るためには、満期償還まで保有する必要があります。個人向け国債には変動10年、固定5年、固定3年の3種類が用意されています。
そのため、金利の高さだけで選ぶのではなく、中途解約をせずに最後まで保有し続けられるかどうかを自身の資金計画と照らし合わせて十分に検討することが大切です。
参考資料
高原 祥子