初夏の爽やかな風が吹き抜け、じっくりと読書を楽しむのにも良い季節となりました。身近な書店の運営元である丸善CHIホールディングス(3159)をご存じでしょうか。

今回は、同社が発表した最新の決算情報や市場動向をもとに、読書家や文具好きに人気がある株主優待の内容や、直近で大幅増配となった配当金の推移、過去1年間の株価動向について分かりやすく解説します。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※決算情報・業績等は執筆時点での情報にもとづいています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

1. 【丸善CHIホールディングス(3159)】どんな会社?「ジュンク堂」名前の由来は?

丸善CHIホールディングス株式会社は、日本の出版・書籍流通業界を牽引する巨大な持株会社(ホールディングス)です。大日本印刷(DNP)グループの傘下にあります。

「知は社会の礎である」という理念のもと、店舗やネットでの本や文具の販売にとどまらず、大学や図書館向けの書籍販売や施設作りなども手掛けています。

1.1 2015年に「丸善」と「ジュンク堂」が合併

もともとは別の会社だった両社ですが、2015年に合併して「株式会社丸善ジュンク堂書店」という一つの会社になりました。現在はそれぞれのブランドの特色を活かしながら、一体となって店舗を運営しています。

ちなみに「ジュンク堂」という店名にはユニークな秘密があります。公式X(@junkudo_net)でも毎年9月10日の「工藤の日」に発信されて話題になりますが、実は創業者の父親である「工藤 淳(クドウ ジュン)」氏の名前をひっくり返したことに由来しています。

最近では、双方の強みを合体させた大型店舗「MARUZEN & ジュンク堂書店」というコラボ店舗も全国に展開されており、リアル書店の魅力を発信し続けています。

2. 【丸善CHIホールディングス(3159)】7月の株主優待「100株で500円分」自社商品券!

丸善CHIホールディングス(3159)の株主優待について解説します。

毎年7月31日時点で100株以上を保有する株主に対して、全国の「丸善」や「ジュンク堂書店」の店舗で利用できる商品券を贈呈しています。

保有株式数で変わる株主優待品(商品券)1/3

保有株式数で変わる株主優待品(商品券)

出所:丸善CHIホールディングス株式会社「株主優待」

保有株式数に応じた優待金額は以下の通りです。

  • 100株以上:500円分
  • 200株以上:1000円分
  • 500株以上:2000円分
  • 2000株以上:3000円分
  • 3000株以上:4000円分
  • 4000株以上:5000円分
  • 5000株以上:6000円分

この商品券は書籍だけでなく文房具などの購入にも利用でき(一部対象外の商品あり)、毎年9月末頃に発送されます。日頃から書店を利用する読書家や文具好きの方にとって、使い勝手の良い魅力的な優待内容ではないでしょうか。

3. 【丸善CHIホールディングス(3159)】6月8日の終値は?「増配傾向」配当情報をみる

6月8日(月)の終値は352円でした。その他の株価情報も確認していきましょう。

※株価情報等は2026年6月8日取引終了時点の情報にもとづいています。

  • 終値(6月8日):352円
  • 高値:354円
  • 安値:352円
  • 出来高:13,900株
  • 時価総額:32,672百万円
  • 配当利回り:1.70%

3.1 1年間の株価を振り返る

丸善CHIホールディングス(3159)の1年間の株価チャート2/3

丸善CHIホールディングス(3159)の1年間の株価チャート

出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成

過去1年間の株価は、安値322円から高値363円という比較的狭いレンジ(ボックス圏)で安定して推移しつつも、全体としては緩やかに下値を切り上げる右肩上がりの底堅い値動きとなっています。

3.2 配当の状況は?

近年の1株当たりの年間配当金(期末配当)は、増配傾向にあります。2024年1月期の2円から、2025年1月期には3円に引き上げられ、直近の2026年1月期には6円と大幅な増配が実施されました。次期となる2027年1月期の配当予想も引き続き6円とされています。

4. まとめにかえて

今回は丸善CHIホールディングス(3159)について、最新の決算資料や市場動向をもとに、株主優待や株価の推移、配当金のポイントを解説しました。

身近な「丸善」や「ジュンク堂」で使える商品券の優待は、本や文具をよく購入する方にとって非常に魅力的な内容ではないでしょうか。さらに、直近の配当金が2円から6円へと大幅に増配された点も見逃せません。同社は中期経営計画で「配当性向30%以上」を掲げており、今後のさらなる株主還元の充実が期待されています。

免責事項

  • 投資判断は、最新の決算資料や市場動向をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
  • 株主優待の内容や条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料