3. 「額面」よりも「手取り額」が重要

月額30万円の年金を受け取っていても、その全額を自由に使えるわけではありません。実際には所得税や住民税、国民健康保険料、介護保険料などが差し引かれるため、手取り額は額面より少なくなります。

一般的に額面の15〜20%程度が差し引かれ、月額30万円なら実際の手取り額は約24万〜25万5000円程度になります。

ただし、税額や保険料は年齢、居住地、世帯構成、控除の適用状況などによって大きく異なります。

そのため、実際の手取り額を把握したい場合は、年金収入だけでなく各種控除や保険料負担も考慮したうえで試算することが重要です。額面の年金額だけで老後の生活設計を行うのではなく、実際に手元に残る金額を確認しながら家計を考えるようにしましょう。

4. まとめ

月額30万円以上の年金を受け取れる人は、全体の1%以下です。限られた層のみが、高水準の年金を受け取れるといえます。

一方、額面が月額30万円であっても、税金や社会保険料が差し引かれます。額面金額が大きい人ほど差し引かれる金額も多くなります。老後生活で困らないためにも、まずは自分の年金受給額の見込みや保険料の納付状況を、今一度確かめてみましょう。

参考資料

石上 ユウキ