2. 年金から引かれる「税金」や「保険料」を確認
前述の受給額18万228円は、額面の数字です。実際には税金や社会保険料が年金から差し引かれるため、手元に入ってくる金額は18万228円よりも少なくなります。
年金からは、以下のような税金や社会保険料が差し引かれます。差し引かれる条件とあわせて、見てみましょう。
差し引かれる条件1/3
出所:国税庁「高齢者と税(年金と税)」、日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」をもとに筆者作成
所得税
- 65歳未満:年間の年金受給額が155万超
- 65歳以上:年間の年金受給額が205万超
住民税
- 以下の条件をすべて満たす場合
・65歳以上
・老齢もしくは退職を理由に年金を受給
・年間の年金受給額が18万円以上
国民健康保険料
- 以下の条件をすべて満たす場合
・後期高齢者医療制度の該当者を除く65歳以上75歳未満
・老齢・退職・障害・死亡を理由に年金を受給
・年間の年金受給額が18万円以上
後期高齢者医療保険料
- 以下の条件をすべて満たす場合
・75歳以上か後期高齢者医療制度の該当者
・老齢・退職・障害・死亡を理由に年金を受給
・年間の年金受給額が18万円以上
介護保険料
- 以下の条件をすべて満たす場合
・65歳以上
・老齢・退職・障害・死亡を理由に年金を受給
・年間の年金受給額が18万円以上
※国民健康保険料および後期高齢者医療保険料は、介護保険料との合計額が特別徴収対象年金額の2分の1を超える場合は、天引きされない。
退職後に月額18万228円の年金を受け取る場合でも、実際の手取り額は額面どおりにはなりません。年金からは所得税や住民税、国民健康保険料(または後期高齢者医療保険料)、介護保険料などが差し引かれるためです。
税金や社会保険料の負担は、年齢や世帯構成、居住地、所得状況などによって異なりますが、一般的には額面の1~2割程度が差し引かれるケースもあります。
仮に15%程度が差し引かれるとすると、月額18万228円の年金の手取り額は約15万3000円となります。
ただし、実際の手取り額は人によって大きく異なるため、あくまでも目安として考えてください。
次章では、年金の平均受給月額を確かめてみましょう。
