2. ローン残高3000万円で月々の返済額はいくら増えるかシミュレーション

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  • ローン残高:30,000,000円 (3,000万円)
  • 残り返済期間:25年
  • 現在の金利:5%
  • 金利上昇幅:+1%
  • 現在の月々返済額:175,377円
  • 上昇後の月々返済額:193,290円
  • 月々の負担増:17,913円
  • 返済額の上昇率:10.2%アップ

※元利均等返済

シミュレーションの結果、金利が5%から6%へと1%上昇すると、月々の返済額は175,377円から193,290円へと増加します。

毎月の負担は17,913円増えることになり、返済額の上昇率は10.2%アップという計算になります。

この増額分は毎月の固定費として家計に加わるため、事前に収支のバランスを確認しておくことが大切です。

3. 変動金利の負担を和らげる「5年ルール」と「125%ルール」とは

変動金利の住宅ローンを契約する際、知っておきたいのが「5年ルール」と「125%ルール」です。5年ルールは5年間返済額を据え置く仕組みであり、125%ルールは上昇後の返済額を従来の1.25倍以内に抑える仕組みです。

3.1 メリット

これらのルールが適用されている場合、市場金利が急激に上昇したとしても、毎月の返済額が突如として大きく跳ね上がることはありません。

そのため、教育費の負担などが重なる時期であっても家計を安定させやすく、中長期的な返済計画を狂わせずに進められる点が大きなメリットです。

3.2 デメリットと未払利息の注意点

しかし、毎月の支払額が一定に維持されていても、実際に発生している利息負担や総返済額そのものが減額されているわけではない点に注意が必要です。

金利が大幅に上昇すると、月々の返済額のすべてが利息の支払いに充当されてしまい、元金が全く減少しないという事態が起こり得ます。

こうして支払いきれなかった利息は「未払利息」として裏で蓄積され続け、最終返済日に一括で請求されることになります。

結果として、老後資産を失ってしまったり、最悪の場合は大切な自宅の売却を迫られたりするリスクを抱えることになります。

3.3 ルールの有無の確認

なお、これらのルールは「元利均等返済」を選択している場合のみが対象であり、「元金均等返済」には適用されない仕組みとなっています。

さらに、金融機関によっては変動金利であってもこれらのルール自体を採用していないケースがあることにも留意してください。

ルールがない場合は金利の上昇がダイレクトに毎月の返済額へ反映されますが、その代わり未払利息が発生する心配はありません。

ご自身の借入プランにおいてルールの有無がどうなっているかを、契約を結ぶ前に必ず確認しておくことが重要です。