個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が比較的堅調に推移して8日ぶりの反発となり、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、信越化学工業(4063)など指数寄与度の大きい主力株も上昇しました。

また、ここ数日売り込まれていたハイテク株の一角が買い戻され、TDK(6762)、ニコン(7731)、村田製作所(6981)、ルネサスエレクトロニクス(6723)などが大幅高となっています。

その他では、任天堂(7974)が+4%超高の大幅上昇となり、吉野家ホールディングス(9861)が連日で年初来高値を更新したことが目を引きました。

一方、ハイテク株ではアドバンテスト(6857)が年初来高値を更新後に売りに押されて下落し、NEC(6701)も小安く終わりました。

また、自動車株では三菱自動車(7211)が取引時間中に年初来安値を更新し(終値は前日比変わらず)、スズキ(7269)も冴えない値動きとなっています。

その他では、かんぽ生命(7181)が売られて連日で上場来安値を更新したのが目を引きました。足元では日本郵政(6178)とゆうちょ銀行(7182)を合わせた郵政グループ3社の時価総額が10兆円を割っており、2015年末の約19兆円のピークからほぼ半減した状況です。

新興市場(東証マザーズ)では、先週木曜日に発表した通期決算で▲137億円の最終赤字に陥ったメルカリ(4385)が3日ぶりに大幅反発し、ミクシィ(2121)も急騰しました。一方、ヘリオス(4593)が年初来安値を更新し、手間いらず(2477)も大きく値を下げています。

葛西 裕一