2. アナベルの植え付け場所
半日陰を好むものが多い一般的なアジサイに対し、アナベルは少し性質が異なります。花をモリモリ咲かせたいなら、日当たりがいい場所がおすすめです。経験上、最低4時間くらい日が当たる場所がよく花を咲かせると思います。
理想は午前中日当たりがある西日が当たらない場所です。しかし、植物を育てたい庭や玄関先が、そんな都合のいい場所ばかりではないのが現実でしょう。
わが家で20年前に植え付けたアナベルは、何と午前中は日陰で午後から日が差し、西日もしっかり当たる場所です。こんな過酷な場所でも、アナベルは自然に環境順応してしまって、葉焼けもせず、毎年驚くほどたくさんの花をモリモリと咲かせています。
理想の日当たりでない場所でも、環境に馴染んでくれるケースもありますので、まずは移動しやすい鉢植えにして、様子を見ながら場所を調整してみるのもいいかもしれません。
3. アナベルのお手入れが楽な理由は……剪定にあり!
アナベルは、「お手入れが楽なアジサイ」として、園芸初心者におすすめされているのをよく目にします。
その理由は、剪定(せんてい)の簡単さにあります。一般的なアジサイは翌年の花芽(花になる芽)が夏から秋にできるので、花が咲き終わったらすぐに剪定をする必要があり、それ以降に剪定をすると花が咲かなくなってしまいます。
しかしアナベルは、花が咲く前の春に花芽ができるので、落葉樹の剪定適期である落葉期に剪定ができます。そのため、剪定時期や切る場所はあまり神経質にならなくても大丈夫。強剪定しても翌シーズンに花が咲きやすいのも魅力です。
「花が終わったら春までに切る」だけ。その後は自然に育つ姿を楽しめますし、真冬の落葉している時期に、樹形を整えたいなど必要があれば、適当に切ればOKですよ。

