「アジサイを植えてみたいけどたくさんの品種があって何を植えたらいいのか迷っている…」
アジサイにはたくさんの種類があり、いざ選ぼうとする迷ってしまいますよね。なかには剪定が難しいものもあれば、「ほぼほったらかし」でもなんとかなるものまで、本当にさまざまです。
そこで今回は、わが家の庭で育てている10数本ほどのアジサイの中から、〈一番安定してキレイ〉で〈手間がほぼいらない〉、〈強健〉という魅力的な条件がそろった花を紹介します。
それは、「アナベル」というアジサイの仲間の低木です。花の姿は圧巻で、わが家の庭では「20年植えっぱなし」で毎年美しい姿を今から7月後半まで見せてくれます。実際の写真とともに、そのお手入れについて紹介していきます。
※本記事の情報は執筆時点(2026年6月8日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
1. わが家の庭で「20年植えっぱなし」のアジサイ〈アナベル〉とは
咲き始めから色が変化する白と緑のコントラストが素敵1/9
著者撮影/アナベル
アナベルはアジサイ科アジサイ属の低木です(アメリカノリノキの園芸品種)。
その特徴は大きく2つ。ひとつは、まるで手毬のようなフワフワの花をいくつも咲かせる点。そしてもうひとつは、花が咲く時期が、一般的なアジサイと比べてやや遅めなこと。毎年、わが家の庭では約2週間ほど遅れて咲きはじめ、ちょうど梅雨に入る時期頃に満開を迎えます。
このアジサイの仲間「アナベル」は、わが家では地植えで植えっぱなしで育てています。環境に馴染んで年々株が充実してきましたが、20年経った今は、150cm四方くらいにまで大きな株に育っています。
つぼみは緑、花は満開時は純白、咲き終わりに近づくと花色は緑へと、色が変化していくのも特徴。この緑から純白までのグラデーションがとても素敵な低木です。
もちろん小さな庭でも咲かせられるコンパクトな品種もありますし、半地植えと言って、鉢ごと地面に植えると成長を抑制することもできますよ。
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2. アナベルの植え付け場所
わが家の庭で西日を浴びるアナベル2/9
著者撮影/アナベル
半日陰を好むものが多い一般的なアジサイに対し、アナベルは少し性質が異なります。花をモリモリ咲かせたいなら、日当たりがいい場所がおすすめです。経験上、最低4時間くらい日が当たる場所がよく花を咲かせると思います。
理想は午前中日当たりがある西日が当たらない場所です。しかし、植物を育てたい庭や玄関先が、そんな都合のいい場所ばかりではないのが現実でしょう。
わが家で20年前に植え付けたアナベルは、何と午前中は日陰で午後から日が差し、西日もしっかり当たる場所です。こんな過酷な場所でも、アナベルは自然に環境順応してしまって、葉焼けもせず、毎年驚くほどたくさんの花をモリモリと咲かせています。
理想の日当たりでない場所でも、環境に馴染んでくれるケースもありますので、まずは移動しやすい鉢植えにして、様子を見ながら場所を調整してみるのもいいかもしれません。
3. アナベルのお手入れが楽な理由は……剪定にあり!
咲き始めのアナベル3/9
著者撮影/アナベル
アナベルは、「お手入れが楽なアジサイ」として、園芸初心者におすすめされているのをよく目にします。
その理由は、剪定(せんてい)の簡単さにあります。一般的なアジサイは翌年の花芽(花になる芽)が夏から秋にできるので、花が咲き終わったらすぐに剪定をする必要があり、それ以降に剪定をすると花が咲かなくなってしまいます。
しかしアナベルは、花が咲く前の春に花芽ができるので、落葉樹の剪定適期である落葉期に剪定ができます。そのため、剪定時期や切る場所はあまり神経質にならなくても大丈夫。強剪定しても翌シーズンに花が咲きやすいのも魅力です。
「花が終わったら春までに切る」だけ。その後は自然に育つ姿を楽しめますし、真冬の落葉している時期に、樹形を整えたいなど必要があれば、適当に切ればOKですよ。
4. ドライフラワーが簡単に作れるのも〈アナベル〉の魅力です
わが家で育てたアナベルのドライフラワー4/9
著者撮影
アナベルはドライフラワーにするのが簡単な点も魅力のひとつ。花の満開が終わり、白の花が緑色に変わってきたらドライフラワーにできるタイミングです。
花が咲き終わるタイミングになりますので、わが家の場合は毎年7月下旬前後になります。
作り方はシンプル。花を切って逆さにして室内で干すだけです。すぐにドライフラワーになりますよ。また一度作ったものは何年も持ちますし、2年を超えるとアンティーク風でおしゃれですよ。
5. 〈コンパクトなアナベル〉や〈カラフルなアナベル〉も素敵
カラフルなものやコンパクトなものまで品種もさまざま5/9
著者撮影/アナベル
今回は、わが家の庭で植えっぱなしで約20年育てている「アナベル」を実際の写真とともに紹介しました。
アナベルは、わが家で育てているような緑から白のグラデーションが美しく大きく育つものだけでなく、大きくならないコンパクトな品種や、ピンクやルビー色の品種などもあり、どれもとても素敵です。
もちろん、地植えだけでなく鉢植えでも楽しめますので、アジサイの花が美しい今の時期にいろいろとチェックしてみてくださいね。
6. まとめ
植え付け20年のアナベルは150センチ四方6/9
著者撮影/アナベル
アジサイはとにかく品種が多くて、剪定が必要で前年の夏から秋に伸びた枝から咲くものや、今年の新芽から咲くもの、その両方など品種選びによっては剪定に振り回されてしまうことがあるかもしれません。
アナベルなら、剪定は基本冬の落葉時期に適当にバッサリ切るだけ。そこから出てくる新しい芽に花を咲かせます。このお手入れが楽なところもおすすめする理由のひとつ。
梅雨時期から梅雨明け頃まで過酷な条件の中で満開のお花を咲かせてくれるアナベル。
「はじめてのアジサイ」にもおすすめで、強く、剪定が楽、よく咲く「アナベル」で成功体験を味わってみてくださいね。
Instagramでは、動画でわが家のアナベルのようすを紹介しています。併せてチェックしてくださいね。
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