6月に入り、梅雨のジメジメとした空気に気分が沈みがちな季節。
そんな時、帰宅した際や来客時に一番に目に入る「家の顔」である玄関先に、美しい花や爽やかな香りが広がる鉢植えがひとつあるだけで、心はスッと晴れやかになります。
庭に地植えするスペースがなくても、鉢植えでコンパクトに育てられる「低木」なら、玄関周りのちょっとしたスペースを優雅な空間へと変えてくれます。
今回は、初夏から夏にかけて見頃を迎え、エントランスを上品に彩ってくれるおすすめの花木をご紹介します。
1. 初夏に咲く、玄関を上品に彩る美しい低木3選
プルンバゴ(ルリマツリ)1/8
pim pic/shutterstock.com
- ルリマツリ(プルンバゴ): 初夏から秋にかけて、涼しげな青い花を咲かせ続ける低木です。
- ニオイバンマツリ: 紫から白へ花の色が変わり、上品な香りも楽しめるのが魅力の低木です。
- フクシア: 妖精が舞うような、優雅な釣り鐘型の花が垂れ下がって咲く美しい低木です。
2. 玄関まわりにおすすめ!初夏に美しい花を咲かせる低木3選
玄関のような限られたスペースには、ひとつ置くだけで季節感が出て絵になるような植物を選びたいものです。それぞれに際立った個性を持つ、主役級の低木たちを見ていきましょう。
2.1 ルリマツリ(プルンバゴ):初夏の風に揺れる涼やかなブルーの花
ルリマツリ(プルンバゴ)2/8
Francesca Leslie/shutterstock.com
ルリマツリ(プルンバゴ)は、初夏の到来を告げるように、爽やかな水色や白の花を咲かせます。
しなやかな枝の先に、手毬のように愛らしい花が次々と咲き、玄関まわりに涼やかな雰囲気をもたらしてくれます。
日光を好む性質があるため、半日以上直射日光が当たる「日なた」で育てると、花の数が増えやすくなります。
生育がとても旺盛なので、支柱やトレリスにアサガオのように這わせることで、立体的な演出も可能です。限られた場所を有効活用しつつ、おしゃれに飾れる点が大きな魅力といえるでしょう。
※参考価格:400円~800円前後(3〜4号ポット苗)
2.2 ニオイバンマツリ:花色の変化と甘い香りで魅了する
ニオイバンマツリ3/8
addkm/shutterstock.com
ニオイバンマツリは、春から初夏にかけて、思わず深呼吸したくなるような上品で甘い香りを放ちます。
この植物の大きな特徴は、咲き始めの鮮やかな紫色から、淡い紫色、そして純白へと、時間とともに花の色が変わっていくことです。
1本の木でグラデーションのように様々な色が楽しめる姿は、まさに主役級の華やかさです。
日光を好むため、「日なた」から1日に3〜6時間ほど日が当たる「半日陰」で育てるのが適しています。
ただし、植物全体に毒性があるため、小さなお子さんやペットのいるご家庭では、置き場所に注意が必要です。
※参考価格:600円~1500円前後(3〜5号ポット苗)
2.3 フクシア:貴婦人のドレスのように優雅な釣り鐘型の花
フクシア4/8
Huy Thoai/shutterstock.com
フクシアは、初夏の風に揺れる様子が、まるで妖精が舞っているかのように見える優雅な植物です。
貴婦人のドレスを思わせる立体的な花が枝から垂れ下がるように咲き、他の植物にはない独特の華やかさで、玄関先のアクセントになります。
日本の高温多湿な夏は少し苦手なため、育てる際は工夫が必要です。風通しが良く、直射日光が当たらない「明るい日陰」で管理すると、元気に育ちやすくなります。
ハンギングバスケットを使い、高い場所から吊るして飾るのも、おしゃれな楽しみ方としておすすめです。
※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)
3. お気に入りの低木で初夏の玄関を演出しよう
蒸し暑さや雨の日が続くこれからの季節、玄関先に一鉢の美しい花木があるだけで、私たちの暮らしには四季の移ろいを感じる豊かな時間が生まれます。
今回ご紹介した「ルリマツリ」「ニオイバンマツリ」「フクシア」は、それぞれ色合いや香り、咲き方に個性があり、毎日の水やりやお手入れの時間を楽しませてくれる魅力的な品種ばかりです。
まずはご自宅の玄関周りが、豆知識で解説した「どの日当たり環境」に当てはまるのかをチェックしてみてください。日照条件に合った植物を選ぶことが、長く美しい花を楽しむための秘訣です。
週末はぜひお近くの園芸店やホームセンターに足を運び、ご自身の目で実際の葉の色や香りを感じながら、初夏の玄関を彩るお気に入りの一鉢を探してみてはいかがでしょうか。
※この記事は再編集記事です
参考資料
【玄関先にひと鉢】初夏に美しい花が咲く《麗しの低木3選》よい香りと色の移り変わりを楽しめる花木、優雅な釣り鐘型の花が美しい花木など
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/8
出所:LIMO編集部作成
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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LIMOガーデニング部