「年収が高い都市は、やはり抱える負債も多いのだろうか……?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか。
生活する地域によって、収入だけでなく住居費や生活費といった支出、そして「負債(借金)」の額にも大きな地域差が生まれます。
実は、私たちが暮らす街の環境や住宅事情は、家計の舞台裏に大きな影響を与えているのです。
今回は、LIMOの公式Instagramで投稿した「負債が多い都市ランキング」について、クイズ形式で分かりやすく解説します。
将来に向けて、正しい知識を身につけておきましょう。
1. 負債額トップはどこ?都市別負債クイズ!
ここで皆さんにクイズです。
総務省の家計調査において、二人以上の勤労者世帯の「負債額」が最も多い都市はどこでしょうか?
- A:東京都区部
- B:横浜市
- C:さいたま市
日本の中心である東京や、人気の港町である横浜をイメージする方が多いかもしれませんね。
【クイズ】負債が多い都市第1位は?1/2
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正解は…… 「C:さいたま市」 でした!
さいたま市の平均負債額は、なんと「1,576万円」。
2位の横浜市(1,534万円)、3位の東京都区部(1,344万円)を抑えてトップという結果になりました。
なぜこれらの都市が上位にランクインしているのでしょうか。
その原因は、負債の「中身」にあります。
2. 負債の約9割を占める「重圧」の正体
ランキング上位を占める都市の負債について、データをさらに深掘りしてみると、ある共通点が浮かび上がってきます。
実は、これらの負債の約9割が「マイホームなどの住宅ローン(住宅・土地のための負債)」なのです。
負債の背景にある住宅ローン2/2
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さいたま市、横浜市、東京都区部といった首都圏エリアがトップ3を独占しているのは、家や土地の価格が圧倒的に高いことが最大の要因と考えられます。
利便性が高く人気のエリアである反面、住宅を購入する際に組むローンの額も比例して膨れ上がってしまうという、大都市ならではのリアルな家計の実態が浮き彫りになりました。
3. 【トップ30】負債が多い都市ランキング
総務省の「家計調査(貯蓄・負債編)」に基づいた、負債が多い都市のトップ30は以下の通りです。
| 順位 | 都市名 | 負債額 |
|---|---|---|
| 1位 | さいたま市 | 1,576万円 |
| 2位 | 横浜市 | 1,534万円 |
| 3位 | 東京都区部 | 1,344万円 |
| 4位 | 新潟市 | 1,293万円 |
| 5位 | 福岡市 | 1,285万円 |
| 6位 | 北九州市 | 1,251万円 |
| 7位 | 千葉市 | 1,238万円 |
| 8位 | 浜松市 | 1,209万円 |
| 9位 | 大分市 | 1,180万円 |
| 10位 | 高知市 | 1,157万円 |
| 11位 | 岡山市 | 1,147万円 |
| 12位 | 仙台市 | 1,134万円 |
| 13位 | 前橋市 | 1,125万円 |
| 14位 | 山形市 | 1,122万円 |
| 15位 | 名古屋市 | 1,118万円 |
| 16位 | 秋田市 | 1,112万円 |
| 17位 | 京都市・宇都宮市 | 1,105万円(同額) |
| 19位 | 堺市 | 1,104万円 |
| 20位 | 福島市 | 1,093万円 |
| 21位 | 金沢市 | 1,076万円 |
| 22位 | 松山市 | 1,075万円 |
| 23位 | 佐賀市 | 1,074万円 |
| 24位 | 大津市 | 1,028万円 |
| 25位 | 山口市 | 1,026万円 |
| 26位 | 青森市 | 1,010万円 |
| 27位 | 大阪市 | 1,004万円 |
| 28位 | 川崎市 | 990万円 |
| 29位 | 熊本市 | 987万円 |
| 30位 | 静岡市 | 975万円 |
出典:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)2025年」第8-1表より作成(※対象:県庁所在地および政令指定都市にお住まいの「二人以上の勤労者世帯」)
一方で、三大都市圏であるはずの大阪市(27位:1,004万円)や、30位圏外となった神戸市(49位:642万円)などは、意外にも下位に位置しています。
これは職住近接の志向や、賃貸派の割合、あるいは中古物件の流通状況など、地域ごとの住環境やライフスタイルの選択の違いが影響していると考えられます。
4. まとめ
今回のランキングから、「年収が高い大都市圏は華やかに見える反面、ローンの重圧という大きなリスクも背負っている」という側面が見えてきました。
マイホームは人生最大の買い物と言われますが、周囲の環境や平均額に流されることなく、自分たちの収入に見合った無理のない返済計画を立てることが重要です。
これから住宅購入や住み替えを検討している方は、地域の特性やリアルなデータも参考にしながら、長期的なマネープランを検討してみてはいかがでしょうか。
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参考資料
LIMO編集部