6月に入り、庭や花壇では植物の生育が一気に進む季節となりました。

庭の植物がぐんぐん育つ一方で、梅雨の足音も聞こえてくるこの季節。花壇やアプローチの土がむき出しのままだと、雑草取りの手間が増えてしまうのが悩みの種ではないでしょうか。

そんなときにおすすめなのが、地面を覆うように広がる「グランドカバープランツ」です。初夏に美しい花を咲かせる品種を選べば、雑草の繁殖や雨による泥はねを防ぎながら、庭の景観を手軽にグレードアップできます。

今回は、むき出しの地面を美しい花と緑で彩り、爽やかな空間を演出してくれる実用的なグランドカバープランツを厳選してご紹介します。参考価格も掲載していますので、ぜひ庭づくりの参考にしてください(※栽培環境によっては一年草扱いになる植物も含まれます)。

1. 本記事でご紹介する、初夏を彩るグランドカバープランツ

ニーレンベルギア1/8

ニーレンベルギア

Reallyice/Shutterstock.com

  • タイム・ロンギカウリス(クリーピングタイム):地面を這うように成長し、初夏には爽やかな香りと共に淡いピンク色の花で一面を覆います。
  • ニーレンベルギア:涼しげなカップ型の花が上向きに咲き、初夏の庭を明るく演出します。
  • カンパニュラ・アルペンブルー:星形のかわいらしい青紫の花が株全体に咲き誇り、しだれるように広がる姿が魅力的な多年草です。

2. 雑草対策にも!初夏に美しい花が咲くグランドカバープランツ3選

小さな花が絨毯のように広がるグランドカバーは、雑草を防ぐ実用性と庭のデザイン性を両立できる優れたアイテムです。初夏の清々しい季節にぴったりの、美しい花を咲かせる植物たちを見ていきましょう。

2.1 【タイム・ロンギカウリス】爽やかな香りのピンクの絨毯!踏みつけにも強いハーブ

タイム・ロンギカウリス(クリーピングタイム)2/8

タイム・ロンギカウリス

seven75/istockphoto.com

タイム・ロンギカウリスは、地面を覆うように密に広がるクリーピングタイプのハーブです。初夏になると、淡いピンクや紫色の小さな花がまとまって咲き、まるで花のカーペットのように地面を彩ります。葉に触れると清涼感のある香りが楽しめるのも大きな魅力です。

日当たりが良く、水はけのよい土壌を好む植物です。繁殖力が非常に強いため、他の植物の生育スペースを侵さないよう、伸びすぎた部分は定期的にカットして管理することが大切です。

また、高温多湿に弱い性質があるため、特に梅雨入り前には全体を刈り込んで風通しを確保することが、元気に夏を越すためのポイントになります。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

2.2 【ニーレンベルギア】可憐なカップ咲きの花が次々と!清楚な雰囲気で夏花壇を彩る

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ニーレンベルギア

ZoomTravels/istockphoto.com

ニーレンベルギアは、初夏から秋まで長期間にわたり、涼しげなカップ形の花を次々と咲かせる植物です。

中でも、マットのように広がる這性のレペンス種はグランドカバーとして人気があり、園芸店でも定番です。繊細な茎と葉の間から、白や淡い青色の清楚な花が顔をのぞかせる姿が愛らしいです。

日本の夏の高温多湿は苦手なので、水はけと風通しが良い日当たりの良い場所で育てることが元気に育てるコツです。

本来は多年草ですが、夏の暑さや冬の寒さで枯れてしまうこともあり、栽培する地域によっては一年草として楽しむのが一般的です。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

2.3 【カンパニュラ・アルペンブルー】星形の青い小花が滝のように!半日陰でも美しい多年草

カンパニュラ・アルペンブルー4/8

カンパニュラ・アルペンブルー

SunshineC/shutterstock.com

カンパニュラ・アルペンブルーは、星形のかわいらしい淡い紫の花を株一面に咲かせる多年草です。そのしだれるように広がる性質を活かし、花壇の縁取りや石垣の上から垂らすように植えると、花の滝のような美しい景観を作り出せます。

涼やかな花色と整った花の形が魅力的ですが、夏の強い日差しや多湿な環境は苦手とします。

植え付け場所は、水はけが良く、午後の強い西日を避けられる半日陰が最適です。風通しを確保できる少し高さのある場所に植えると、蒸れを防ぎ、長く花を楽しむことができるでしょう。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

3. まとめ:庭の環境に合う植物を選び、ローメンテナンスで美しい庭へ

今回は、初夏の庭を華やかに演出しつつ、むき出しの地面をカバーしてくれる実用的なグランドカバープランツを紹介しました。

足元に広がる可憐な花の絨毯は、見た目が美しいだけでなく、雑草が生えるのを防いでくれるという実用的なメリットも兼ね備えています。

ただし、植物にはそれぞれ適した日照条件や土壌があり、特に梅雨時期の蒸れ対策は重要になります。

ご自宅の庭の日当たりや風通しなどを考慮して最適な植物を選び、必要に応じて切り戻しなどの手入れをおこなうことで、ガーデニングの手間を減らしながら、一年を通して緑あふれる美しい庭を維持できるでしょう。

梅雨入りを迎える6月は植栽を見直す好機でもあります。雑草対策とガーデニングの両立を目指したい方は、ぜひお気に入りのグランドカバープランツを取り入れてみてください。

※この記事は再編集記事です

参考資料

【雑草対策にも】初夏に美しい花が咲く《グランドカバープランツ3選》むき出しの土を覆い、ローメンテで花壇を美しく保つ丈夫な植物たち

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/8

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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