結婚するとき、相手の年収は気になりますよね。ある電子掲示板に投稿された「年収400万円の彼に不安」という女性の相談も話題になりました。

人生の伴侶について他人があれこれ言う筋合いはないと思いますが、収入面について気になるポイントをピックアップしてみました。ここでは、パートナーの収入の捉え方や高収入の女性における悩みなどをご紹介します。

若くして「年収1000万円」の彼氏は安泰?

「年収400万円」がはたして「低収入」なのかさまざまな意見があると思いますが、結婚相手が高収入の男性であれば「安心」と言い切れるのでしょうか。

国税庁の調査(※1)によると、1年を通じて勤務した給与所得者4945万人の平均給与は432万円となっています。これを性別にみると、男性は532万円、女性は287万円となっています。

また年収1000万円超の人は国内に4.5%しか存在しません。独身層に限ると、さらに少ない人数となるでしょう。まず出会うことが難しい状態です。

しかし中には、金融業界勤務で30歳手前で年収1000万円に達する人もいます。金融機関は「規制業種」に該当することもあり、全体的に高収入です。

しかし金融機関はフィンテックなどの急速なAI化や、構造改革による大規模な人員削減も行われています。大きな変革を迎えつつあり、将来性を考えると「安泰」とは言い切れないでしょう。

また、これはどの職種にもいえることですが、終身雇用制度の維持も難しくなっている時代ですから、「この企業で働いているから大丈夫」という人はなかなかいないかもしれません。

「年商〇億円」の人は本当にすごい?企業の手元に残るお金はどのくらい?