個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が大幅安となり、KDDI(9433)も安く推移しました。
また、トヨタ自動車(7203)が大幅下落。ホンダ(7267)、日産自動車(7201)、マツダ(7261)、スズキ(7269)、三菱自動車(7211)は3日連続の年初来安値更新となり、いすゞ自動車(7202)とヤマハ発動機(7272)も年初来安値を付けています。
特に、前日に大幅減益の決算発表を行ったスズキ(7269)は、寄り付き後に一時▲10%超安の暴落となりました。ただ、これら自動車株の多くはその後に買い戻されて、スズキのように小幅上昇で終わったものも少なくありません。
さらに、ハイテク株ではパナソニック(6752)が連日の年初来安値更新となり、富士通(6702)や村田製作所(6981)も大幅安となりましたが、最後は下げ幅を縮小して引けています。
その他では、銀行株が売られ、三井住友フィナンシャルグループ(8316)と、りそなホールディングス(8308)が年初来安値を更新したのが目を引きました。
一方、前日のザラバに好決算を発表したSUBARU(7270)が大幅続伸となり、一時+9%高に迫る急騰となりました。また、総じて売られた医薬品株の中では、第一三共(4568)が値を上げて再び上場来高値を更新しています。
その他では、昨年12月に史上最大のIPOで上場したソフトバンク(9434)が再び年初来高値を更新し(注:まだ8カ月強ですが、上場来高値でもあります)、公開価格(1,500円)にあと13円まで迫ったのが大きな注目を集めました。ついに、公開価格を上回る場面が見られるのでしょうか?
新興市場(東証マザーズ)では、手間いらず(2477)が連日で年初来高値を更新し、ブライトパス・バイオ(4594)も急騰しました。
葛西 裕一