株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続落、一時▲609円安も徐々に切り返す
2019年8月6日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 20,585円(▲134円、▲0.7%) 3日続落
- TOPIX 1,499.2(▲6.6、▲0.4%) 3日続落
- 東証マザーズ株価指数 871.9(+0.4、+0.1%) 3日ぶり反発
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:766、値下がり銘柄数:1,291、変わらず:92
- 値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
- 年初来高値更新銘柄数:14、年初来安値更新銘柄数:680
東証1部の出来高は15億2,342万株、売買代金は2兆6,367億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。週明けの米国株が急落したことを受けて、東京市場でも投げ売りが増えたようですが、それを拾う動きも増加しました。結果的に、売買代金は3兆円には届かなかったものの、相応に盛り上がった商いとなっています。
そのような中、日経平均株価は大幅安後に反発して引けました。米国株の急落を受け継ぐ形で寄り付き直後に一時▲609円安まで下落し、20,000円割れも視野に入る状況となりました。しかし、そこから徐々に下げ幅を縮小し、後場の序盤には一時▲112円安まで押し戻しました。その後はやや膠着感が強まって3日続落で引けましたが、下げ渋りが目立った展開だったようです。ザラバで20,000円割れを回避したことは注目していいかもしれません。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日続落となりましたが、下落率は日経平均株価より小さくなりました。これは、日経平均株価を構成するような大型株への売りが優勢だったことを示唆しています。
東証マザーズ株価指数はわずかに3日ぶりの反発、売買代金は再び1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は5,570万株、売買代金800億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が停滞し、前日に14日ぶりに1,000億円を越えた売買代金は再び大台を下回っています。
ただ、株価指数はわずかに上昇して3日ぶりの反発となりました。それでも終値は900ポイントを割り込んでおり、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。