もうすぐお盆で故郷などへの移動が増える頃。自分の実家ではなく夫の実家へ帰省する人も多いでしょう。義実家への帰省は、義両親とのコミュニケーションや、こちらのことを一切気にかけず自分の実家でくつろぐ夫などに胃がキリキリしてしまい、妻にとっては全くくつろげない場合も多いものです。

そんな義実家への帰省で意外と頭を悩ませるのが夫の姉妹という存在。筆者や周囲の経験から、“小姑”とも言われる夫の姉妹との関係で悩んだエピソードやその対応策を見出します。

姑以上に姑! 嫁仕事に敏感な小姑のケース

筆者の夫の家族構成は両親と姉が一人。遠方に住む義両親は二人とも穏やかで筆者におせっかいを焼いたり余計なアドバイスを言ってきたりすることもなく、一方でこちらに気を遣いすぎて居心地が悪いわけでもなく、非常に良い関係を築かせてもらっています。そのため、お盆や正月に義実家に帰省して義両親と会うのは、あまり苦ではありません。

一方、結婚して義実家の隣県に住んでいる夫の姉。サービス業に従事する旦那さんはお盆や正月はいつも仕事で不在のため、小学生の子どもと一緒に自分の実家に帰省します。義実家への帰省の際に筆者を少し悩ませるのは、とにかく筆者夫婦に厳しいこの義姉です。

義姉は長男である旦那さんの家に嫁ぎ、さらに向こうのご両親と同居。そのため筆者には同じ立場である“長男の嫁”として言動を逐一気にしているようなのです。義両親が優しいが故に、「弟の嫁にピシっと言えるのは姉の自分だけ」という責任感もあるのでしょう。

数年前のお盆の帰省の際、筆者が薄手のロングスカートを履いていたことがありました。すると義姉から言われたのは「暑いのにスカートで大変だね」。

「ズボンを履いてこないなんて義実家で家事を手伝う気があるの?」と遠回しに言っていることを察知した筆者は「すみません、動きやすいズボンにすべきでしたよね」と言い、すぐに着替えで持ってきていたGパンに履き替えたことがありました。

着慣れているため動きには不自由なく、また不要な肌の露出を避けるべくロングスカートを選びましたが、義姉への「嫁仕事をしにきました!」というアピールのためにはズボンが大事なんだと痛感。それ以来、帰省の際には絶対にズボンを履くようにしています。

お兄ちゃん大好きな義妹に姉面は厳禁!?

一方で、夫に妹がいるとまた異なる状況になることも。筆者の友人Aのケースをご紹介します。