来週のお盆を目前に、「義実家への帰省でユウウツ…」と感じている方も多いのではないでしょうか。義実家のなかで唯一の他人といわれる嫁の立場。義両親との関係でモヤモヤすることは多かれ少なかれあると思います。

また、姑や舅だけではなく帰省中の夫の態度にイラッとしてしまうこともあるでしょう。嫁の立場のみなさんに聞いた、帰省にまつわる「モヤモヤ・イライラ」経験をご紹介します。

くせ者の姑や舅の発言にモヤモヤ

まずは、傷ついたりカチンときたりすることが少なくない義両親の発言について、リアルな経験を集めてみました。

「『△△ちゃん(子)は●●(夫)に似てるから、頭が良くなりそうね~』といったように、夫に似てほしいという気持ちを全面的に出してくる姑。私の学歴のことをバカにしているように感じてしまいます」

「子どもが悪いことをしたので叱ったら『そんな怒り方をしてかわいそうに、大丈夫だからじぃじのところへおいで』といつも私が悪者のようにされます。それだけでなく、本当はあまり食べさせたくないような甘いお菓子を知らない間に食べさせるなどの甘やかしも困ります。いつも『ダメ』だと言っていることを許すと、帰省が終わってからも子どもは言うことを聞かなくなってしまうのでけじめはきちんとつけたいのに」

「こっちは仕事や育児をしながら必死に家事をしているのに『もっと丁寧に家事をした方が良いんじゃない?』『食事が手抜きで子どもがかわいそう』と言われます。姑は専業主婦だから丁寧に家事ができたかもしれないけど、共働きなら多少手を抜かないと倒れてしまうことをわかってほしいです」

やはり、こうした発言にモヤモヤを感じしている女性は多いものです。明らかに「嫁ハラ」と思われるようなイヤミな発言もあれば、悪気なく天然で嫌な気分になってしまうものも。すべて真面目に・真正面から受け止めてしまうと苦しいので、上手く受け流せるようにできるといいですね。

義実家との仲は良好でもとにかく窮屈

義実家と仲が悪い人からすると、ぜいたくな嘆きかもしれませんが、仲が良くても窮屈に感じるケースもあるようです。たとえば、舅が「〇〇(嫁)さんは本当に料理は上手いし、気が使える」と何回も褒めてくれるのは嬉しいですが、それを聞いた姑がどう思っているかと考えるとあまり姑の前では言ってほしくないですよね。

他にも、姑がおしゃべりなのに舅や夫は全く話を聞かないので、帰省中は何時間もおしゃべりに付き合わなければいけないというケースもあります。女の子がいなくて「話し相手ができて嬉しい」と可愛がってくれるのは良いですが、興味のない話をひたすら聞くのは意外とストレスがかかるものです。

やはり、どんなに仲が良くても突き詰めれば他人の関係。長時間一緒に過ごすのは気疲れしてしまいます。義両親が良い人だと、夫にも愚痴れず、居心地が悪くても自分一人で我慢しなければいけないのもツライですよね。

夫の無神経な態度にイライラ

夫からすると慣れ親しんだ環境かもしれませんが、妻からすると義実家は他人の家に寝泊まりするのと変わりません。それなのに自分だけくつろいで昼間からお酒を飲んで寝てしまったり、妻を置いて地元の友達と遊びに行ってしまったりと、残された妻が気まずい思いをするようなシュチュエーションを経験した人もいます。

ただ、帰省中は夫に対してどんなに腹が立っても、義両親の前で夫を責めることはなかなかできないですよね。これも帰省中にストレスが溜まる原因の一つと感じている人が多いようです。

おわりに

明らかな「嫁ハラ」と思われるような姑・舅の発言や態度ならば「帰省しない」という選択もできます。しかし、キツイことやイラッとすることを言われても、相手に悪気がないならば我慢するしかなく、帰省することを考えただけでもかなり憂鬱ですよね。また、義実家と仲が良い場合でも帰省中は気を使い続けるので疲れが溜まりやすいです。そこで、夫の態度が悪いとますますイライラが募り…。

姑も舅も元は他人なので、ひとつ屋根の下で長時間過ごせばいろいろあるものです。真面目に受け止めすぎずに上手く受け流しながら帰省中は過ごし、「自宅に戻ったら自分に好きなものを買う」などのご褒美を作って乗り越えてみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部