1000万円の貯金があったらどんなことに使いたいですか?「子どもの教育資金」や「万が一のための蓄え」に回したいと考える人も多いかもしれませんね。老後資金にしたい人もいるでしょう。

この記事では年収350万円の人が本気で1000万円貯める方法について考えていきます。

実際の貯蓄額はどのくらい?

年収350万円の世帯では実際にどのくらい貯蓄しているのでしょうか。

総務省統計局が2019年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(平均値)は下記のようになっています。(「2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高」の表を参照)

2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(出典:総務省統計局の資料を参考に編集部作成)

この結果をみると、2人以上の勤労者世帯では年収350万円前後で700万円程度の貯蓄ができていることがわかりますね。

一方、単身世帯は厳しい状況に置かれています。

単身世帯の年収別貯蓄額について知るために、金融広報中央委員会が2018年に公表した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果」をみていきましょう。(「単身世帯の年間収入別金融資産保有額」の表を参照)

単身世帯の年間収入別金融資産保有額(出典:金融広報中央委員会の資料を参考に編集部作成)

本調査では、預貯金のみを保有し、かつ「運用または将来の備え」がゼロの世帯を「金融資産なし世帯」と定義しています。年収300万円未満世帯の44.5%が「金融資産なし世帯」です。

金融資産を保有している世帯のみを対象にした場合では、年収階級300~500万円未満の世帯で金融資産保有額が1025万円に達しています。一方、データを降順または昇順に並べたときにちょうど真ん中にくる中央値は363万円です。

年収が同程度でも貯蓄ができる人とそうでない人がいることがわかりますね。

単身世帯ではお金の使い道を自分の意思だけで決められるケースが多く、その分誘惑に弱くなりがちです。これまで貯金をしたことのない単身者が1000万円貯める際には、貯金のノウハウと本気さが求められるかもしれません。

年収350万円で1000万円貯めた例をご紹介